構造的にMGCのデッドコピーのコクサイ・パイソン1型です。
グリップ・フレームが実物よりも長いところもMGCと同じです。
しかし、つくりは大変良くって、本家のMGC製がうまく動かない物が多い中、 コクサイの1型はきちんと動作します。 メカの基本はMGCそのものですが、本体鋳造の正確さやパーツ形状の見直しで完全動作します。
MGCのハンマースパーは、すぐに折れるのですがコクサイの物は肉厚になっていて丈夫です。
リバウンドレバーもプレスではなくって実物に近い形に変更されています。
ただし、リバウンド機構はありません。
実物のパイソンのボルト機構をモデルガンで変更している優れメカです。S&Wのように前後にボルトを動くようにして います。ボルトに開けられた長円の穴がポイントです。MGCの小林氏の設計力が光ります。
写真の上がコクサイパイソン1型、下はMGC のオフィシャルポリスです(パイソンと同じメカ)。
紙箱ですが、他のパターンもあったようです。
コクサイ・パイソン1型は、2.5インチ、4インチ、6インチ、8インチとすべてのバリエーションが存在しました。
登 場
1978年4月号のGun 誌に載っています。昭和で言えば53年、永遠に昭和は続くと思っていた時代でした。今みたいに 西暦なんて使用されていなくて、年号と言えば通常は昭和で発言していました。
悪名高き52年規制の翌年なので、金属モデルはリボルバーばかりになってしまっています。