マルゴーさんちのコブラ君です。 写真のようにヨーク基部が露出した形です。この構造は、フレーム金型に中子が必要でないために安価に製造できると思われます。
外観は、ちょっとあれですが、子供たちの買える相棒として愛されたことでしょう。
立派な箱に入っています。
反対側です。コルトですからサイドプレートはこちらにはありません。
でも全体の造形は、S&W のチーフによく似ています。右のチーフはCMC 1型です。
本物のコルト・コブラは、ディテクティブの軽量版で外観は同じです。
何でもいいから安く作れ!という命令で製作されたのでしょう。シリンダー回転がコルト式に右回りですと、シリンダーロックが必要無いのでパーツ削減になります。
S&W 式に左回りですと、シリンダーをスイングアウトする方向に力がかかりますので、シリンダーロックがきっちりしていないと、発射するときにスイングアウトする恐れがあります。
カートは、なんとリムレスです。エジェクターは、ありません。
外観は、S&W ですがグリップにしっかりとコルトの馬マークが彫られています。
マルゴーの英語表記は、現在はLの部分が昔はRですね。もっと以前は最後にHも付いていました。でも上の方で紹介した紙箱はLですね。
Gun 誌広告での登場は、結構早くて1971年(昭和46年)です。
まだ、モデルガンが黒かった時代の最後の年です。
第一次モデルガンブームとも呼べるほどに 機種は充実しており、価格も3,000円から6,000円でした。
そのなかにあって、マルゴーは、子供も買え、遊べる低価格のモデルを目指したのでしょう。
1971年(昭和46年)のホビージャパンでの広告です。
姿かたちは今一ですが、これにお世話になった当時の子供たちは多いかもしれません。かわいいオモチャの紹介でした。