MGC のコピーですが、本家よりも子供たちに親しまれた物だと思います。
MGC 対その他連合 という当時の図式を物語る歴史の証人ですね。
MGC が独自販売に移行した事はそれほど罪深いことだったのでしょうか?
当時のMGC の社長はどういう人だったのでしょう?
どういういきさつで総スカンを食らったのか興味が惹かれます。
また、このことは40年以上たった現在まで余韻を引きずっています。
「安全に暮らせる社会とは・・」
この「MGC 対その他連合」 という図式は、その後の52年規制に対して
業界上げての陳情が出来ないという構造により、多くの善良なユーザーに不幸をもたらしました。
このことは、オモチャ狩りをする事によって安易に銃刀法違反件数を上げられるという
いびつな結果を招き、ひいては真正拳銃の摘発がおろそかになったとも考えられない事はありません。
事実、銃刀法違反のニュースに出てくる映像は、笑ってしまうようなGun が写っている事が多いです。
私は、現在の悲惨な真正拳銃による犯罪を見るにつけ、当時の規制が何も効力を発揮していないばかりか、
かえって真正拳銃摘発へのエネルギーを方向違いに導いている可能性を憂慮しています。
真正拳銃を1丁摘発するエネルギーでトイガン法令違反者を10人は挙げられるでしょう。
今の若い方が生まれる前から私は生きていますが、今のほうが間違いなく治安は悪化しています。
その事が、今後の新たなオモチャ狩りの原動力となるかもしれないと、たいへん危惧しています。
司法の方にも「本当に市民の安全を守るとは?」、「拳銃捜査のエネルギーの向け先は何処なのか?」という「安心社会」の核心を見て欲しいと願っています。
めったに車が通らない農道でレーダー取締りをして検挙数を上げるよりも、検挙数ゼロでも「事故の多い交差点にパトカーを置いておくだけ」で市民の安全は確保されるのです。
オモチャ狩りが社会安全に寄与しないばかりか、社会不安の種を撒いている可能性も十分に考えられるのです。
過去を経験した僕たちがやらなくてはならないことは、今後もし間違ったオモチャ狩り規制が出てきた時に、
トイガン愛好者として全ての製造販売業者と共に一致団結した行動を示すことではないでしょうか?
そのことが未来の子供たちに対して出来る精一杯の事だと思っています。
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