1974年(昭和49年)登場のけっこう古株のSAAモデルガンです。マルシンは以前はナカタのSAAを作っていたのではないかと思いますが、自前での販売には、その金型は使用しませんでした。
ナカタSAAの金型は、そのままコクサイの1型に引きつがれたのかもしれません。
マルシンの特徴は、やたらと細いベースピンと一体型フレームにあります。
なぜベースピンをこのように細くしたのかは謎です。生産原価を押さえようとしたのでしょうか?
上のモデルは、モデルオブ1974と刻印があり、マルシンの星型マークが入っていますが いつのころからか下のように45コルト刻印と馬のマークに変更されました。
マルシンのSAAは、アサヒイーグルとほぼ互換があります。ベースピンはアサヒはしっかり太いのですが その他の形はそっくりでパーツ互換もあります。アサヒイーグルのSAAは、マルシンで製作していたのだと思います。 写真上のモデルがアサヒです。
ハンマー・スクリューの上に押し出しピンのある金型を見れば判るように、両者は同じ金型設計だと思います。
アサヒは、フレームのバックストラップ部分が細く、折れやすいとも言われますが、そこを改善したのか マルシンでは一体型のフレームに変更されています。
そのフレーム形状は、コクサイの2型SAAがそのままコピーしました。
ルガーブラックホークのような一体型フレームを使用しています。
カートリッジは、アサヒイーグルにも使用できます。 上の3個は古いタイプです。
箱は、何パターンか種類があったようです。
おまけ
分解図のJPG が別窓で開きます。→ |