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日本で初めてMGC から、レミントン・デリンジャーが発売されました。 やがて翌年にはハドソンからも発売され、CMC 、マルシンもハドソンのコピーを発売しましたので その人気のほどがわかります。
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外 観
MGC の特徴は、なんといってもロッキングレバーのCリングではないでしょうか? 良い方に捉えると「子供にも買えるように」と、考えてくれたのではないかと思います。 エキストラクタの溝やトリガーピンがネジになっていることから他社製とは一目で区別がつきます。
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右側はMGC 製といっても特徴はありません。 お借りしてきたこのモデルガンは、残念ながらグリップは他社製ですので少しずれています。
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MGC は、SAA をフロンティア・シックス・シューターとコルトSAAの民間販売用ネームで発売していましたので デリンジャーもフロンティア・デリンジャーと刻印されています。 この個体は、バレルのガタつきが激しいのでオーナーによってワッシャーが入れられています。
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登 場昭和43年(1968年) 9月のMGC ニュースです。SAA に続くフロンティアシリーズ第2弾として登場しています。 当初は、黒色モデルガン時代ですのでメッキ品の方が高価でした。 3種類あったようです。
この写真の大きいサイズは、MGC・MP-40 のカタログのページに掲載しています。
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メ カ
実銃は板バネですが、モデルガン化の際に丈夫で安価なコイルバネに変えられています。
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MGC のエキストラクター部分にはバネが入っています。他社製品や実銃にはありません。
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左は、ハドソン機構コピー品のマルシンの物ですが、モデルガン独自の形です。右のMGC 製は、ブッシュをラチェット側に持ってきていますが、ハンマーを半分の厚さに削って組み込んでいるところは、実銃と同じ構造です。
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こちらの実銃の分解図を見ると解るようにファイアリングピンのテンションのかけ方も MGC は再現しています。 CリングのおかげでリアルっぽくないMGC デリンジャーですが、どうして、中身は 最も実物を再現しているモデルガンです。
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マルシンと比較大きさはほとんど変わりません。
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矢印のように、銃身上部のリブがMGC は、かなりナローです。
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個体差もあるとは思いますが、この両者を作動させてみると、MGC の方がきちんと動きます。
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おわりに実物のレミントン・ダブル・デリンジャーは1866年から1935年まで実に70年も、まったく変わらない形とリムファイア・カートで 15万丁以上も売れた名品です。 本によっては1st から5th モデルまであったように書いているものもあれば、タイプ1からタイプ3まで分けて記述しているものもありますが、どこが違っているのか写真だけでは、よく判りません。エキストラクタの滑り止めの溝切りパターンが違うようでもあります。 Google Patent では、51440 elliot で検索するとエリオット氏の特許図を見ることができます。William H. Elliot 氏はレミントン・デリンジャーの開発者です。
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チラシクリックすると、大きな写真へリンクしています。
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おまけ
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