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MGCの力の入ったPPK3型です。気持ちは、パッケージに現れていますね。
ワッフェンSSと書いています。このパッケージは、レプリカです。複製した方の熱意を感じます。
グリップ・デザインが特徴で2次大戦中功績のあったナチス党員?にのみ配布された物です。非常に珍しい物です。
私など当時のドイツ人は、全部がナチス党くらいに思っていましたが、本を読むと軍の内部でもナチス党員は
身分を極秘にしていたそうで、かなりの少数派だそうです。ナチス党は党独自の軍隊も持っていました。
現在では、ナチス賛美とも捉えられかねない、このようなモデルの販売は不可能でしょう。
欧米では、ナチマークは厳禁です。
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書籍の実物写真と比べると、かなり忠実に再現している事がわかります。
MGC は、1型でPPK の戦中タイプを再現しているのに、このグリップでどうして戦後版スライドに
したのか不思議です。リアサイトの形状やスライド先端の切削など書籍写真との違いが見られます。
タニオ・アクションモデルですが、トリガーの位置など良く気を配って製作されています。
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右側廃莢口にMGCのロゴがあります。ホルスターは、当時のドイツ軍実物です。
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機構は、MGC伝統のタニオアクションです。
下に置いた1型PPKからすると格段に進歩しています。
トリガーバーが外側からでは、外れやすかったので内側からカムプレートと連結されています。
また、爪の先端形状も変更され実にスムーズなタニオアクションを楽しめます。
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1型は、マガジンキャッチをグリップで止めていたため、 バネを強く出来なかったので
マガジンが落ちやすかったです。そこで3型では大きく変更されました。
通常の銃とは反対のマガジン後方で止まるようになりました。
それにしても、組み立てにくいGun です。 手がもう一本いりますね。コツがあるのでしょう。
面倒なのでハンマーを輪ゴムで倒して組み立てました。 こうしないとスライドに嵌っちゃって
うまくいきませんでした。
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MGC 初のPPK 実物大に仕上がっています。左は、CMC のPPK です。
MGC は、タニオアクションと言えどもその存在感は、CMC に負けていませんよ。
CMC は、大戦中モデルを再現していますので、両者でスライド切削形状やリアサイトなど戦後版との
違いがよく判ります。
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スライド刻印は、実物とは全然違います。6.35mmと25口径だと記載しています。
カートが小さいのかもしれません。
左のレプリカ製のエアガンの刻印が実物と同じ物です。
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このまったく固定式モデルは、外観はたいへん良好ですね。グリップをMGC に合わせてみました。
すこし手を入れれば使えそうです。レストアなどには、良いと思います。
しかし、いつも茶色のグリップを見ていますので黒色は、なんだか冴えない感じです。
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1型、2型、3型を並べてみました。
といっても2型はMGC 製ではなくコピー品のおそらくマルゴー製のものです。
MGC 2型は、MGC の年表にも登場していなくて謎のモデルです。数も少ないようです。
私は、何かトラブルがあったのではないかと想像しています。
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文中引用の書籍写真は、この本からです。
本のイラストの鷲マークの向きが違いますね・・?。
MGC の1型は1964年に登場しています。その後の007ブームに乗って売れに売れたようです。
おかげでMGC は「ボンドショップ」と名乗るようになります。この3型が登場したのは1970年のようです。
このころは、007ブームも大したことはなかったのですが、新たに3型を販売した事を見ると
、MGC はかなり PPK にこだわっていたのでしょう。
タニオアクションの集大成のような、よく出来た立派なモデルガンだと思います。
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おまけ
分解図のJPG が別窓で開きます。→
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