
登 場

1983年11月号に広告が出ていました。
1977年の52年規制でモデルガンには鉄が使用できなくなったので、鉄製であったCMC とMGC のステンガンは、市場から消えていました。 6年後にハドソンさんが亜鉛で復活させてくれました。
Newバージョン

登場から15年後、大幅にリニューアルされます。
1998年2月号のGun誌 ハドソンの広告にステンのニューバージョンが載っています。
それは、ハウジングが回転できるうえにボルトクローズドの時のセフティとなる ハンドルロックまで再現された決定版でした。 また、実銃バレル構造の再現度を上げた為、発火バイパスが無くなり閉鎖バレルとなりました。 翌月号に新見さんの詳しいレポートが載っています。
こちらたいへん参考になります↓
お座敷シューターさんのブログ http://ozashiki-shooters.com/?p=4246 |
新旧判別ポイントその1

紙箱以外の判別ポイントでは、シリアル番号の違いが挙げられます。
おそらくは、ハドソンの設計年月を記していると思われる番号が違っています。
右のイラストがニュータイプです。
判別ポイントその2

写真は1型ですが、ニュータイプは黄色矢印のところにボルトハンドルが入り込む穴が 本体に開けられています。ボルトハンドルをそこに押し込むとボルトが動かなくなり セフティとなります。実物もそうなっています。
判別ポイントその3

紙箱があるのでしたら一発で見分け出来ます。上のイラストのように箱のデザインが変わっていますので、見ればすぐに判ります。
機能の大きな違い
ニューバージョンでは、実物同様の分解を楽しめるように改善されています。また、ハウジングが実物同様回転できます。 これは、図の赤丸のようにエジェクターがマガジンリテーナー兼用から別パーツになったことで実現できています。これは、実銃でも同様でして、以下の図の解説部分は e-books から取ってきたものですが、それによるとマーク1スターとマーク3 では9071 のリテーナーなのでハウジングは回せませんが、9968 の部品を使用するマーク2は回せるようです。 e-books のアドレスは下のほうの参照ページに記載しています。ステンはフリーで読めますので是非どうぞ。
メ カ

本物はトリガーガードが外せないので、ハドソンの分解もトリガーガードを外さずにやってみましたが、トリガーが抜けなくって たいへんでした。セレクターまで外してやっと抜けました。セレクターの割ピンも抜くのが面倒で本体に傷をつけてしまいました。
トリガーガードを外した方が分解しやすいようです(実際にやっていないので??)。
サプレッサーモデル
過去のオークションまとめサイトから取ってきた画像です。ハドソン・ニューステンには、分解図にあるようにサプレッサーモデルも用意されていました。 サプレッサーはアルミ製だそうです。
定価は75,000 円だったようです。ハドソン最後の製品とネットで謳っていました。
下記ページを参考にさせていただきました。
- http://www.ictnet.ne.jp/~dandy/03_SubMachineGun/StenMK2S.html
- mitupuuのプラ・モデルガン さんのページ
http://mitupuu.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/hudson-british.html
紙 箱

こちらは古いバージョンの方の紙箱です。
カート

中古購入なのではっきりしないのですが、初期型は左のマドセンのカートと兼用だったようです。 右写真は、おそらく新タイプ・ステンのPC 式カートだと思います。
右写真は、別売りのカートでしょう。この絵を見るとプラグの足の長い方がキャップ火薬側ですね。上左の写真は置き方が反対になってしまっています。
参照ページ

http://www.hlebooks.com/
ここのe-books のうちステンとサベージ は上記のように無料でダウンロードし
見ることができます。
初期型・分解図
こちらは古いバージョンの分解図です。発火用バイパスがあります。
後期型・分解図
こちらは最終バージョンの分解図です。エジェクタ新設されています。サイレンサータイプのパーツも記載されていますね。
この絵は友人がネット上で見つけてくれました。有難うございます。
また、勝手に使用していますのでオリジナルをスキャンした人、どうぞおゆるしください。