最近は、モデルガン趣味をほぼ終えた状態の私でしたが、珍しいマルシンのモーゼルカービンを見つけて、思わず
ポチっちゃいました。お安く買えたのでラッキーでした。では、2020年に入って初めて記事を書きます。
今回手に入れられたものは、下記にあるWEB 広告よりもフォワードストックがすこし短いです。
登 場
2008年のマルシンのカタログに新製品として載っています。
あまり売れなかったのか、生産数が少なかったのか
すぐに見なくなりました。
いまでは、貴重品ですね。
また、マルシンさんはガスガンでもモーゼル712を発売していますので、そのカービン型は結構存在しています。
そちらは、プラスチック製なので、オークションなどで間違わないようにしないといけません。
と、いうのもこの金属製のモデルガンであるカービンは、以前友人が持っていましたので、私も見て触ったことがあるのですが
、表面仕上げが塗装で、まるでプラスチック製のように感じたからです。
もしも、中古を見かけたときは、ガスガンかモデルガンか、はっきりと判別する必要があります。
※表面仕上げについては下のほうに記載。
Gun 誌 広告
Gun 誌2008年4月号の広告です。
WEB 広 告
上は、2019年4月現在のマルシン工業のホームページから画面コピーを取ったものです。
今では、税抜き45,800円と書かれていますが最初に登場したころは39,800円だったようです。
上のWEB 広告にモーゼル社公認モデルと書いてありますね。
どうりで、マガジンなどに、はっきりとモーゼルマークが打たれています。
実銃の世界では、モーゼル712カービンは、存在しなかったのではないかと思っていますが、よくは調べていません。
また、ストックの止め方が日本伝統の直締め方式でMGC やハドソンと同じ形式です。
この後に出てきた中華系の WE 社のガスガンのモーゼルカービンの方がボタン式で、実銃のストック止め方に近いです。
実物と比較
バレル長は実物によくある16インチでしょう??
ストックの感じなど良く再現されています。ただし、実物のモーゼルカービンは、少数が初期のころに作られたのみなので
712型は、存在しないと思います。しかし、後世に拳銃をカービン型に改造したものも多く存在しますので
そういう戦後に作られたものでは、あるのかもしれません。
また、この実物写真のようにワンタッチでストックが外れるもののほかに、モデルガンのように直止めされている物も
存在しています。また、フォワードストックの長さも、結構まちまちで違っています。
美しい仕上げ
上の方で、塗装と書いたのですが今回入手した取説を見ると特殊メッキだと書かれています。
また、バレルはアルミの削り出しだそうで、商品そのものは限定生産品だそうです。
写真のように本体は、非常にきれいに仕上げられています。
刻 印
王冠にUマークは、目視確認の刻印です。
同じマークがボルト後端にもあります。写真は、リアサイトを外しています。
押し込んで引くだけで外すことができます。
カート
立派なダミーカートが付属しています。ちゃんとエキストラクタがくわえて排莢します。
ただし、クリップは幅が狭いので指で押し込んで装填することはできません。カートが下に降りてくれません。
しかたないので一発ずつマガジンに込めましょう。
メ カ
ちゃんとショートリコイルしています。素晴らしい。
ストックやフォアストックの止め方も、おしゃれに決まっていますね。
ガタつきもありません。
安全装置もビシッと決まっています。ファイアリングピンをたたきません。
内臓をズルっと出して写真を撮ったのは良かったのですが、元に戻すのがけっこう面倒でした。
何度かやって慣れる必要があります。また、このページ下方にある注意書きの6番をよく読んでください。
ハドソンと比較
比較するまでは、ハドソンさんもスマートだなぁって思っていましたが、並べてみるとマルシンの
スリムさが際立ちます。ハドソンが鈍重に見えちゃいました。すみません、ハドソンさん。
マルシンの方が、メカも木製部品も小さく、シャープに作られています。
仕方ないですね、ハドソンさんは1972年に登場しているので、もう50年選手です。
マルシンは12年生くらいなので、40歳も歳が違いますから。
久しぶりに購入したモデルガンは、なかなかに良い出来栄えの物でした。満足まんぞく。
組立注意
6番が注意点です。
写真でみると、こうなります。
ネジ込み注意
何も考えずにグイグイとグリップスクリューをネジ込んでいたら、トリガーガードでストックにひびが入ってしまいました。
要注意でした。
分解図