
実際に当時お店で見たわけではないので、 確証はありません。
六研製

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ハンドガンのモデルガン界では、MGCが直営店を出し新製品のブローニング380 を住民票提出でないと 販売しないという大騒動が持ち上がっていた頃、長物界に新たな動きがありました。
従前から悲惨な戦争の記録を残したいと思っていた中田忠夫氏の中田商店から旧日本軍を象徴する
三八式歩兵銃が売り出されました。
記事によりますと当初手作りで少数販売でしたが好評につき値下げして量産体制で販売するとのことです。
想像ですが、当初の手作り品が六研製で、そのあとの量産品が鋳鉄製とあることから、おそらくミロク製造ではないかと思っています。
六研と比較

ミロクの刻印の中にはニッサンミロク時代のマークの入ったものも見られます。写真はアマゾンから引用しました。 写真の下側はマークの無いものです。
Gun誌 広告

このころは、昭和46年(1971年)にハンドガンの銃口閉鎖及び金色にする法律改正が行われた結果、ハンドガン市場が無くなるとの危惧から モデルガン各社が長物に活路を見出そうとしていた時代でした。
外 観



写真ではどれくらい分かるか疑問ですが、ストックの角ばりは凄いです。タナカの99式と並べていますが、ミロクは凄く角ばっています。リアサイトは何故か後期型のピープ型で、しかも中の動くコマにはバネ式のストップがありません。手抜きです。フロントサイトは、初期型のガードなしタイプです。セフティは中期の凸有りタイプ、ボルトストップは六人部式ネジ有り、バットプレートはカップ式ではありません。
モデルガンのコレクションとしてミロク・オリジナルの状態として保存するのか、はたまた実銃の三八式の初期型や中期型に合わせてパーツを変更して戦時中の時代に合わせるのか、オーナーさんにとっては悩ましいところではないでしょうか?
参考書籍

メ カ

ミロクの38式にはダストカバーをはめる溝が切られていません。
したがってダストカバーは装着できません。
しかし、ネットの情報によるとショップカスタムで溝の切られたものもあるようです(未確認)。
また、ネット情報によると最後期型のミロクには、バレルがハンドガードで隠れたところには存在しないものもあるとのことですが 確認できてはいません。



ファイアリングピンはボルト面に出てきません。セフティは実物よりもシャフトが細いです。銃剣もロック位置まで挿入は出来ませんでした。昔は実物パーツが装着できないことが正義だったのかもしれません。ストックは残念ながらアリ溝結合ではありませんでした。
借りてきたこの個体だけだと思うのですが、装填排莢が全くできませんでした。エキストを止める輪っかがでっかくてカートに当たってしまい、装填すらできません。こんなの珍しいです。中古の品物なので新品の時にはどうだったのか分かりませんが、新品からだったらクレームものです。
カート

残念ながら前述のようにまったくカート遊びは出来ませんでした。
また、6.5mm弾でもうまく出来ませんでした。
エキストラクタも弱くてちゃんとリムを咥えられません。
おわりに

実物図

ついでに断面図も作ってみました。さく丈止が実銃には存在しています。またさく丈も長いものが付属しています。
参考URL
ミロク製作所 銃器製作している大手 | https://www.miroku-mfg.co.jp/ |
ミロク精機製作所 本家の横浜工場が独立したものでここでフリントロックや38式モデルガンが作られていた |
http://www.mirokuseiki.co.jp/ |
おまけ
