友人からいただいたモデルガンですが、壊れそうだという理由で着剣部分に強化パーツが入れられています。 タナカオリジナルでは亜鉛の部品です。
登 場
1984年(昭和59年)11月号に四四式の試作品がモデルガンダイジェストに載っていますが、製品化は遅れたのでしょう、広告では 8年後の1992年(平成4年)11月号に見ることができます。
バリエーション
これは、ネットから取ってきた実銃写真です。全部四四式騎兵銃ですがフロントバンド部に違いがあります。上から古い順です。 最後の方は、ずいぶんと取り付け部が長くなっていることが分かります。タナカがコピーしているのは、一番下の最も後のバージョンの 形状です。仮に上から前期型、中期型、後期型と名付けるとしますとタナカがモデル化したのは後期型ということになります。タナカの初期型
私の持っているのは、友人から譲ってもらったものなのですが、エキストラクタが亜鉛製でモデルガンとしては、初期型ではないかと思います。 のちはエキストラクタは鉄製に変わったと思います。
タナカの44式は、以前にも持っていたのですが、亜鉛崩壊であちこちがボロボロに壊れてしまいました。いつ頃のロットかは分かりませんが オークションなどでも質の悪い亜鉛で製作された四四式騎兵銃を時折見かけます。リアサイトやレシーバーなどが崩れ落ちます。 このような質の悪い材料を使用するのは、詐欺にも等しい行為で許せませんが、それがタナカのせいなのか鋳造屋さんの仕業なのかは 分りません。小心者ユーザーは、我慢するだけです。
ストックの穴
この写真の一番上は、前期型ですがストックに穴はありません。2番目と一番下は同じ個体です。中期型に当たります。 ストックには水抜きのような穴が3個あります。このように前期型には穴はなく、中期型、後期型に穴は3個存在していたようです。 中期以降バレルのフローチング化が進みフロントバンドとの隙間が出来た為かもしれません。
追 記 2023.9
ストック穴、2個と3個
左写真は1984年11月号のGun 誌に掲載のタナカの試作品ですが、3型の実物ストックが使われています。それには穴が3個開けられていますが、右のビデオの穴は2個のようですね。ビデオも3型の実銃です。穴の数は2個も3個もあったようですね。
ビデオはこちら
Sato_Hunt さん
https://www.youtube.com/watch?v=2ig2uZslYSs |
実物写真と比較
http://www.germandaggers.com/Gallery/G2.php さんのページに素晴らしい写真がありましたので 自分の物と並べてみました。写真下が実物です。本物の方が何だかスマートですね。ストックのつくりも少し違うようです。
スリング
でくの房さん 製作の騎兵銃用のスリングです。真鍮鋲により銃が傷つくのを防ぐ革カバーが縫い込まれています。