7mm Nambu (南部式小型拳銃弾)

ひょんなことから貴重な7mm南部弾をアメリカから入手する事ができました。 30カービン弾をネックダウンして作成された物で本当は火薬が入っていて 撃てる実弾から火薬を抜いてダミーカートにした物です(しかし実際には拳銃自体が貴重なものなので 実射する人はいないだろう・・)。

ほぼ同時期に7mmオリジナル弾をヤフオクで入手。日本軍いろいろセットで1万5千円。 高かったが1発あたり3千円だと自分を納得させた。 ついでにモデルガン用の弾も比較してみた。

左からモデルガン弾、オリジナル弾、30カービン改のレプリカ弾。
驚いたのは、モデルガンの弾がかなり正確なことだ。
全 長ケース長弾頭径
モデルガン弾26.7mm19.8mm7.00mm
オリジナル弾27.0mm19.8mm7.10mm
レプリカ弾26.7mm19.7mm7.10mm
もともとオリジナル弾は弾頭が外れていたので写真を見ながらこれくらいだろうと 自分で押し込んだ物なので全長は参考にならない。
裏から見たところ。オリジナル弾は、どうすればこんな跡が付くの??っていう感じの 打撃痕がある。おそらく火薬が入っていない事の証明に何かで突っついた物であろう。
レプリカ弾は、当然30カービンと刻印が書いてある。
大きさの比較写真。8mm南部弾はオリジナルである。
ばらして見た。オリジナル弾頭は書籍によると56グレイン。レプリカ弾は71グレイン。45ACPは 230グレインじゃないかな ? ケース内部はプライマー形式の違いが良く判る。
ボクサー型とベルダン型。当然一つ穴のボクサー型で無いとリロード出来ない。 南部弾の伝火孔はやけに小さい。

右下の写真は必殺「ブレット・プーラー」。ダミーカートで 遊ぶには必需品だ。弾頭を抜く事ができる。博多の鉄砲店で注文して取り寄せてもらった。7,000円くらいだった。 店主が20年ぶりに注文する品物だといっていた。ちなみに20年前は警察が買ったそうだ。 購入に当たり銃砲許可は関係ない。購入したらOリングが切れていたので輪ゴム二重巻きで使用している。

一度で良いから7mm南部弾を拝んでみたいと思っていたが、オリジナル弾、レプリカ弾と 相次いで入手できた。昔じゃぁ考えられない。これもネット社会のおかげだ。 また、それを享受できる平和な世の中のおかげだ。

子供たちの成長した世でも実銃が活躍しない社会であって欲しいと願う。

最後になりましたが、貴重な品物を日本に提供してくれたダミーカート製作者へ御礼を述べたいと思います。 火薬抜いて作るのメンドーでしょうが、日本の多くの ?マニアのため、また何かお願いしまーす。


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