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グリップに凝る事は、最も近寄ってはいけない領域だ。 1万のモデルガンに3万のグリップ・・なんてことはよくあるパターンだ。 危険な領域に「いけない、いけない」と、思いつつも入ってしまう自分が居た。
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今回ゲットしたPPK のワンピースグリップ3個。 写真では良く判らないが、手にすると全然出来が違う。
左から大戦中のオリジナル、戦後のレプリカ2個。
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一番左のオリジナルには、グリップ底の内側にコの字型の金属が鋳込んである。 材質も非常に硬い。
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対して右の二つは、このように金属板は埋め込まれていない。 また、材質も柔軟性があるものでモデルガンに使用するにはレプリカ品のほうが良い。 はめ込みやすい。 1968年のロバート・ケネディ暗殺事件まではPPK もアメリカで普通に売られており、米国の会社で大量に戦前タイプのワンピースグリップが複製されたらしい。また、 面倒な事に レプリカグリップにも金属板が入っている物も存在する。購入の際には手にとって見るしか 真贋は付けがたいであろう。注意が必要だ。
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一番左がオリジナル。右の二つは表面に鋳込んだ際の気泡がいくつか見られる。
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パーティーリーダー(優等生)用の特別なグリップ。 左はレプリカ品をCMC のモデルガンに装着している。 右はMGC のPPKタニオアクションのモデルガン。オリジナルでこのグリップが付いている。
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左がレプリカ品であるが、ワンピースグリップなのが良く判る。 右のMGCの物は2ピースであることを除けばディティールなど正確に再現している。 よく出来ている。 タニオアクションなのでバカにされることもあるが、良い出来のモデルガンだと思う。
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オリジナルの物はマガジンキャッチ付近が欠けている。 完品の物は高くて購入できないが、少し難ありならば手が届く。 それでも結構な出費だった。記事書いたのでまたオークションに出す事になるであろう。
グリップに懲りだすことは、危険な領域である。
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