写真00
友人から上記の写真が送られてきました。と、いうことで・・・

Lytle 広告ふたたび

モデルガンという言葉のルーツを海外のカタログに見出すという記事を書きます。
上記のLytle 広告はこちらからの引用です。

  • https://www.worthpoint.com/worthopedia/vintage-lytles-model-guns-catalog-1996477960
  • 写真01 ↑の広告がいつごろのものなのかよく分かりませんが、こちら→に比べると商品の数が少ないので、この1956年カタログの少し前かなと思う次第です。

    この16機種が掲載されている方は、ひとつの値段が3.95ドルですが上のカタログでは、ひとつ3ドルです。


  • 右のカタログの私の書いた記事はこちらです。

    https://yonyon22.site/collection/others/Lytle/index.html


  • Lytle 初期の広告

    写真02 こちらはネットで探してきたLytle 社の初期の広告と思われるものです。キッズ・キッズと子供用を謳っています。 後には見られない傾向です。

    お値段は一つが1ドル25セントとなっています。大人の皆さんもどうぞと書かれています。 「モデルガン」の文字は見られません。


    Lytle 2ドルに

    写真03
    右側にLytle 社の広告がありますが、お値段が2ドルに上がっています。ここでもモデルガンという言葉は使用されていません。

    1956年 3ドルに

    写真04 右下にLytle 広告がありますが、ひとつ3ドルになっています。1956年とあります。 モデルガンの文字は見られません。

    たぶん1956年 3ドル95に

    写真05 写真06

    ??年 4ドル50に

    写真07 右はネットで見つけた広告ですが、とうとう4ドル50まで値上がっています。
    何年の広告かは分かりません。

    と、思っていたらこの広告の掲載されている本を見つけ購入しました。 1956年でした。と、いうことは1956年の間に3ドル、3ドル95、4ドル50と、どんどん値上がりしていますね。 そういう年だったのでしょう。

    この書籍を見つけたことが今回のメインイベントです。

    それはのちほど述べます。

    色々広告を見ても「モデルガン」の文字は1956年の2種類の広告のみにしか見られません。 上の広告にはメタル・ガン・モデルズ となっており、モデル・ガンという言い方は 英語圏の人にとって違和感のある呼び方だったので、そうそうに使うのをやめたのかもしれません。 このへん想像です、ネイティブの人にでも聞いてみてください。

    と、いうことで結論

    ↑少し間違っています。のちに述べます。

    日本における
    モデルガン登場まで

    写真08
    日本にトイガンブーム第一期を起こしたと言われています洋酒天国にはモデルガンという言葉は、登場していません。 洋酒天国とは、まだなじみの薄かったウイスキーを売り込むためのサントリーの販促誌です。トイガンが特集されたこの第43号は 昭和35年2月発行となっています。

    拳銃ファン1、2号の記事

    写真09 写真10 ガンブームを受けて昭和36年12月号として拳銃ファンなる雑誌が創刊されました。のちにガンファンと名前が変わります。 その12月・創刊号にすでに国際ガンクラブ(のちのINTやコクサイ)の広告があり、そこにモデルガンと書かれています。 また、そのページには赤で囲っていますがMGC のCAP ガン改造製品が見られます。

    右の写真は創刊第2号からですが、小林さんの若き写真が載っています、また記事の中にMGC 理事長の言葉としてモデルガンが 登場しています。この小野田さんという方がどのような人なのか私は全く知りませんが、MGC 会報第2号の発行人として 掲載されていますので、当時は神保さんより上の位だったのでしょう(想像です)。


    考 察

    写真11
    以上の事から洋酒天国の昭和35年2月発行から拳銃ファン創刊号の昭和36年12月号までの間にモデルガンという言葉が 日本で生まれたのは間違いありません。また、MGC 創業は1960年と言われていますので、昭和35年ですね。 日本モデルガンコレクション協会という名前で、日本で初めてモデルガンという言葉を使いだしたものと思われます。

    新資料本・購入

    写真12
    上の方の「??年 4ドル50に」の画像をGoogle で画像検索を掛けたところ、ばっちり掲載雑誌を見つけました。 しかも日本で売ってました。早速購入したところ、1956年の雑誌でしたが、そこに大発見です。

    クッキリ・モデルガン

    写真13
    それが、このページです。くっきりとモデルガン・キットの文字が・・・。 これらの製品がどのようなものなのかは、よく分かりませんが値段から言ってミニチュアではないだろうかと思っています。

    Lytle 社広告にも
    モデルガン

    写真14
    上のページに引き続きLytle 社のページにも上の方にアメリカン・モデル・ガンズの文字があります。 これらの事から、モデルガンという言葉は、Lytle 社が作ったのではなくって、この時期(1956年)に使われた、もしくは 造られた言葉だったのでしょう。しかし、その後は使用されなくなり死語となったものではないでしょうか?

    驚異のGoogle 画像検索

    写真15
    ひとつ上の写真のページに引き続いた広告ページですが、ここの画像がGoogl 画像検索でヒットしました。 おそるべし画像検索です。と、いうことは人の顔なんかでもヒットする物でしょうか? なかなかに便利な機能ですが、なんだかすこし恐ろしいですね。

    最 終 考 察

    写真17
    1956年の雑誌、もしくはLytle 社のカタログに登場する「モデルガン」という言葉をトイガン全体を指す言葉と捉えた 人たちによって日本モデルガン・コレクション協会=MGCが誕生したのではないでしょうか?

    あくまで想像ですが・・・。と、いうことで私なりの結論です。間違っているかもしれませんが、あえてこう言っちゃいます。


    おわりに

    写真18
    ↑会長すみません、もう一冊も買ったのですがどこにしまったか分からなくなっちゃいました。

    このような記事は、友人が資料を送ってくれなかったら書けませんでした。 あらためて感謝します。また、昨年(2024年)暮れにMGC の神保会長が亡くなられたので書かせていただきました。 会長ご健在ならば恐ろしくって書けませんね。会長のご冥福をお祈りするとともに、そのうち金属モデルガン世代が 大挙してそっちに行きますので、それまで会長すこし待っていてください。

    ※文中のMGC チラシ類は、匿名様のご提供です。いつも有難うございます。


    オマケ

    写真16
    ネットで見つけたLytle 社製品の数々を表にしました。

    下の3個は、Lytle 社の物なのか、はっきりは判りません。

    名前解説写真
    Derringer レミントン
    デリンジャー
    写真1イラスト
    Frontier Colt .44 コルト
    シックスシューター
    写真1写真2写真3
    Italian Brevettata ベレッタ1934 写真1写真2
    Belgium Automatic ブローニング1922 写真1写真2
    Colt .45 Automatic ガバメント 写真1写真2写真3
    Czechoslovakian Pistol Cz 24 写真1写真2
    S&W .38 Police Spec. ミリタリポリス 写真1写真2
    Iver Johnson Cadet 55S アイバージョンソン イラスト
    Mauser 7.65mm Auto モーゼルオート イラスト
    German P-38 ワルサーP38 写真1写真2
    Colt Cobra .38 コルト・コブラ 写真1写真2
    German Luger ルガー 写真1写真2写真3
    German Mauser モーゼルC96 写真1写真2
    Spanish Moxley スペイン
    S&W のコピー品
    写真1写真2
    Russian Tokarev トカレフ 写真1写真2
    Japanese Nambu 南部式拳銃 写真1写真2
    S&W No.3 American S&W ナンバー3拳銃 写真1写真2
    Colt 60 army 60アーミー 写真1写真2写真3
    Colt Walker ウォーカーモデル 写真1写真2写真3