itijojo さんからMGC の1971年版カタログをお借りしましたので、紹介したいと思います。
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なんともアートな表紙です。MGC は、もともとデザインに凝っている方でしたが、 この71年版は最高ですね。
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71年といえば、大阪万博の翌年で日本経済は伸び盛りの頃です。
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モデルガン所有者が増えると、その質の低下はやむを得ず、犯罪に使用される事例が散見され、とうとうこの年1971年(昭和46年)の12月からは、黒いモデルガンは発売禁止になります。 ですからこのカタログは、黒いモデルガンの最後の姿です。
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まだ、S&W 44 は写真が載っていなくてイラストになっています。
ベレッタにブローバック・モデルが載っていないので、やはり最初はSW44 の予定だったのでしょうね。
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長物も充実しています。 この71年版に使用されている写真たちは、72年か73年に登場するカテゴリー別に4種類に分けられたカタログにそのまま使用されています。
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サイレンサーやスコープがたくさんです。 71年の46年規制では、色だけにとどまらず銃口も閉鎖されたので、これらのサイレンサー群は、以後使用できなくなりました。
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ピックアップ興味深いところをアップで掲載します。
007のパスポートなんて、時代を感じさせます。
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PPK は、2型と3型が両方掲載されています。
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イラストで登場のS&W 44 です。本当は、ブローバック製品1番手だったようです。
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ディテクティブとデリンジャーのカートは同じ物だったんですね。
MGC は、他のメーカーと違ってカートは別売りでした。実物の構成に近づけたのかもしれません。
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51ネービー にはドレスアップのエングレーブ・シリンダーが用意されていました。
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P-08 などのスチールパーツもいいですね。
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団塊の世代の先輩たちが、最も盛り上げた黒いモデルガン時代の貴重なカタログでした。
西部劇、007という映像文化が製品開発に大きく関わっていることが読み取れます。 プラスチック素材の黒いモデルガンたちは、このカタログのような黒色金属全盛時代を 経験してきた先輩方の悔し涙で出来上がっていたのでした。
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