RMI 資 料

資料提供 五六式 様
↓RMI 刻印(レプリカ・モデル・インク)のMGCベレッタ輸出用製品。 写真07

いまでも日本のエアガンは、海外で販売されていますが、そのむかし金属モデルガンが輸出されていたことがあります。そのときの雑誌宣伝ページの写真をいただきました。「五六式」様 写真有り難うございます。ここに紹介させていただきます。


1971年9月広告


写真08 下に載せている写真は、Guns&Ammoの1971年9月号に載っていた物です。

見開きでまるでMGC のカタログを見ているようです。実銃の写真ではなく、正真正銘のMGC モデルガンの写真郡です。

1971年といえば日本では昭和46年です、そう金色規制が始まった年です。モデルガンが売れ出し
ラインナップも 多くなり輸出にも意欲的だったのでしょう。すらりと並んだモデルガンを見るとなんだかMGC の自信を感じさせます。

このころは、レプリカ Inc社もアメリカだけではなく
西ドイツ、イタリア、イギリスにも拠点があったようです。


写真10


1973年10月広告


写真00 写真01

1971年は見開き両ページにわたっていた広告ですが、1973年は半分の1ページになっています。 ミリタリー銃ばかりですね。アメリカでは大戦物はたいへん高価なので精巧なモデルガンは、コレクターの 興味を引いたことでしょう。

日本では金属モデルガンは金色でしか販売されなくなりましたが、輸出用はブルー仕上げでした。

このころモデルガン業界は、46年の規制後にもかかわらず、各社新モデルを活発に開発していました。 CMCが名品を輩出したのがこの時期です。私がモデルガンに興味を持ったのもこのくらいからでした。 金属製は黄色の規制のため黒い日本初のMGC プラ製モデルガンが世に出ようとしていました。


写真03

読めるほど拡大した写真です。どこにも日本製だとは書いていませんね。
見たところMGC製のモーゼルのようです。
「部品が30個もある精巧な物です」と書いてあるところが面白いです。
具体的に精巧さをアピールするのに、わかり易い表現です。

また、ノン-ファイア と書いてあるように海外向けは、発火機構が取り除かれていたようです。


写真04

ウージー以外は、MGC製でしょう。ウージーはマルシン製でしたか・・?
軍用銃は、昔の物も現代の物も入手し辛い物なので製品ラインナップとしては、良いところでしょう。

1971年に比べ 若干値上がりしています。実銃のアストラのPPK モドキやスターのガバモドキが100ドルくらいの時代ですので トイガンとしては、価格は高いほうだと思います。


写真05 こちらの物は、全てMGC製品ですね。

ガバのハンマー形状、ルガーのトリガーに特徴があります。


写真06

レプリカ・モデルズ・インコーポレイテッドのクレジット。
アメリカのみではなく、カナダと英国にも拠点があったことが伺えます。
西ドイツとイタリアは撤退したのかもしれません。 モザイクのところには、住所が書いています。


1976年2月広告


写真08 Guns&Ammoの1976年2月号です。

この年は、半ページになってしまいました。
あまり売れなかったのかもしれません。

M-16 は、米国では人気があったでしょうね。
ストック留めのリングが段々になっている物はMGC の特徴です。

ダーティハリータイプ・リボルバーと言うのは、
M-19 の357 コンバットマグナムです。
映画ダーティハリーは1972年米国公開です。



写真09


RMI の現在


ヒルツ様より情報戴きました、有難うございます。

RMIの現在は、社名を変えて今でもレプリカ・ガンを売っています。

http://www.collectorsarmoury.com/ep5sf/index.ep

そのページのAbout Us を見ますと1968年(昭和43年)からRMI がスタートしたようです。
日本では、第一次モデルガンブームの頃でしょうか?黒くてガス抜けばかりの頃です。
その3年後に金色規制(46年規制)となります。


海外のモデルガンページ紹介


海外で活躍していらっしゃる日本の方で、輸出されたモデルガンを取り上げている
ページを2つ 紹介しておきます。実銃が撃てる環境なのに、モデルガンは、また違った面白さがあるのでしょうね(ページは日本語です)。


五六式 様、ヒルツ様 情報有難うございました。


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