MGC ブローニング380・カタログ

30年以上前のものであろうカタログのカラーコピーをいただいたので掲載しました。
46年規制以前の物で昭和47年(1972年)ぐらいからモデルガンに興味を持った私は、このカタログは 見たことがない。
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このブローニング380は、名作でマルゴー、マルシンなどコピー品もたくさん出た。 スライド右側には380と刻印された物と7.65mmと書かれた物があったようだ。 マルシンのブローニングはセレーションの鋳型に別部品を入れていたようで スライド肉厚が薄くなり壊れやすかった。また、マルシンの物はグリップセフティが モールドで機能しないものもある。
マガジン・セフティは、私の見た限り機能しない物ばかりだった。 実物と形状も違う。 一番違うのは、銃身固定方法で本物のミゾきり連結は、ずいぶんあとに発売された CMC製品のみであった。

機構はオープンボルト式。ブリーチブロックがオープン状態でシアにかかりトリガーを引いたら前進し、 カートをくわえ前撃針にぶつける。ブローバックタイプは発売されなかったと思う。
ブリーチ・スプリングガイドはエジェクターを兼ねている。

この頃のPPKは実物よりも1cm短い。タニオアクションでコピー品も多く出た。
むかし、コピー品を買って遊んでいたがすぐに壊れた。
のちに実寸サイズのナチマーク・グリップのPPK・タニオアクションが製品化された。
MGCの姿勢は、外観を本物に似せるが中身はオリジナルで作る。という感じで このモデルも実物とはパーツ形状が違う。CMCは内部まで忠実なコピーを売り物にしていた。
このモデルのトップリングを止めるのに別部品のプレスパーツをスライドに入れ込むなんてのは 最高のアイディアだと思う(分解図には描かれていない)。

今も昔も変わらないモデルガン規制の厳しさが見られる。 住民票を持って買いに行くというのは驚きだ。

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