写真00
この断面をようく見て戴きたい。本物のカートを知っている人は、なんだこの分厚い胴体は?と、すぐに判ると思います。 そう、これは実物に良く似せたモデルガン用ダミーカートです。
南部用で8発で 2,500円くらいで売っています。
パッケージには RIGHT Accessory Parts と書いてあります。あまりに良く出来ているので、中身がどうなっているのか知りたくて友人に頼み込んで切ってもらいました。弾頭も真ちゅう製でメッキが施されているようです。
写真01
昨年作ったカレンダーの表紙に並べて使用した物です。この会社は、他にも30ルガーや30モーゼルとマニアックな製品も 売っていたようです。聞いた話では、もともとトップという会社でエアガンなんかも造っていたそうですが・・・、ややあやふやな情報です。
 
リム部の刻印まできっちりと再現されていますので、ここまで実物そっくりなら、もう本物のダミーカートは必要ありませんね。 高い品質で安いお値段なので、こんな物造って商売になるのか心配してしまいます。見つけたらぜひ購入して応援しましょう。
写真02
本物のダミーカートとバラっと並べていますが、区別がつかないくらいよく出来ています。

写真03
ちなみにこうなっています。実物のポンチ締め位置まで再現されていますね。
ミッドウエイ社のものはポンチ位置が低いです。
 
知らない人用に解説しますと、ミッドウエイ社とはアメリカの本物の火薬屋さんです。
かつては南部弾を作っていました。
創業者が南部弾を作ってくれないかと頼まれたところから始まって、今では銃器具全般を取り扱っています。
http://www.midwayusa.com/

写真04
この南部ダミーシリーズには、HDS社刻印の物も販売されています。なんともマニアックです。
HDSは、ハンティングトン社といって今でも南部弾を造っているアメリカの会社です。
URL はこちら
 
http://www.huntingtons.com/index.html
 
HDS のカートを日本に紹介したのは、自分が最初だと思っていますので思い入れがあります。

ランヤード

写真05
弾をカットしてくれた友人がランヤードを手造りしたので紹介します。相当に凝って作っています。

写真06
写真に似た「ヨリ」を持つ素材を購入し、色を染め、手縫いで仕上げています。
凝りに凝っていますね、結局友人はこのせいなのか腰を痛めて現在は療養中です。
 
体を張って作った素晴らしいものを有難うございました。
写真07
記念撮影です。この本からの資料にて作成されました。この本は高い物ですが素晴らしいです、お勧めです。日本の amazonで12,000円ですね。
 
http://www.amazon.co.jp/Japanese-Military-Cartridge-Handguns-1893-1945/dp/0764317806
 
ホルスターは、実物です。バネもちゃんと残っているので貴重ですね。
モデルガンはハドソンのN−3です。
写真08
N−2にも付けてみましたが、ランヤードリングが少し小さいようで、抜けちゃいました。

写真09
N−2には、もうすこし細い紐の方が良いようです。
ホルスターは、前期型の実物です。
写真10
六研のプラ製無可動26年式拳銃にも楽勝で取り付けられます。
ホルスターは実物です。程度いいです。
写真11
六研・陸式拳銃とマルシン・ベビー南部には付けられませんでした。
ランヤードリングが小さすぎました。
ホルスターは、両方とも中田のレプリカです。
写真12
中田のホルスターは、旧軍隊が使っていたジグをそのまま使用している物があると聞いたことがありますが、 さもありなんという精巧なできばえです。右に、すでに売っちゃいましたが、南部拳銃用のホルスターの実物と 並べています。蓋を閉めるベロが14年式と違って真ん中に来るのが南部式拳銃用の特徴です。
写真13
中のポケットには、26年式のようにカートが個別に収められるようになっています。 14年式は箱が入るようになっています。
写真14
冒頭に紹介したダミーカートは、あまり出回っていないようなので見つけたらぜひ買いましょう。
満足できる良い品質だと思います。
 
宣伝・・南部の実物ホルスターは、近々手放そうと思っていますので興味のある方人は、
たまに 販売ページを覗いてください。