ランパント・クラシック・SAA

プラスチック製・モデルガン
写真00

すごく立派な箱に入ったSAAを2個借りてきました。


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じゃーん、中身はランパント・クラシックという会社から出ていたSAAです。 私は、この会社が活躍していた頃は、引退していてぜんぜん知らないのですが、ずいぶんこだわった物作りの会社だったのでしょう。箱や説明書が充実しています。 特に説明書きは、SAAの勉強にもってこいです。非常に濃い内容です。値段も高かったのでしょうね。


写真02

上がブラックパウダータイプの旧型をモデルアップした物で、下が2nd ジェネレーションと呼ばれる 戦後の中断から再生産された型のモデルガンです。両者は材質が違います。 上はヘビーウエイトのようで2nd はロックライトと書いてあります。


写真03

黒色火薬タイプは、ベースピンの止め方が違います。 左が新しい物の止め方で、ふつうSAA のモデルガンはこの方式です。 ちなみにバネは見えないのが本当だそうです。CAW のSAA が再現しているそうですが 見たこと無いので判りません。


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エジェクターロッド・ヘッドが円形なのが黒色火薬タイプです。


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シリンダーの面取り加工も違います。大きく面取りされている物が黒色タイプです。 このあたりは、実銃写真でもよく見かけます。
シリンダー下端からの直線が前方で90度上がるところのフレームに段差が無いのが黒色タイプの特徴です。


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細かいところでは、ハンマー形状も再現してあります。 右上のハンマー後方に穴のあるのが左側の黒色タイプです。


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書籍に載っているように実銃をよく再現しています。


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引用は、いつものショップマニュアルです。後方のダミーカートは、ただ今オクに出品中です。高く買ってください。→高く売れました。有難うございました。


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最高のこだわりです、撃針が入る部分がフレームと別部品です。 リコイルプレートと呼ばれるパーツです。実銃をちゃんと真似しています。


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カートも刻印が違います。やけにこだわっています。右端は実物ダミーカートです。

金属モデルガンは安全配慮で実物ダミーが入らない小さな穴に作られていますが プラ製のモデルガンだから実物と同じ大きさでシリンダー穴が開けられています。
ダミーカートが入ります(弾頭なしで)。


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でっかいので良い感じです。


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前から見ると大きな穴ですね。45口径の迫力です。金属モデルガンでは、 味わえない感覚です。

CMC のようにインサートを切り欠いていないのでエジェクターロッドは、インサートに支えます。


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黒色タイプの刻印は、パテント日付のみでいたってシンプルです。 スクリューがピッカピカで気持ち良いです。

バラしていませんが、ネジの引っ込み具合をみると、実銃のように2本の長さが 違うのかもしれません。だとしたらすごいこだわりです。借り物なのに加え説明書に 材質が脆いと書いてあったのでバラしませんでした。


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だってこんなに立派な箱ですから、きっと高価だったのでしょう。 ダミーカートで埋めるのもやめときます。


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2nd モデルの方もなんだか格式ばった紙が付属しています。 真ん中あたりにデザインド・バイ・ロッケンと書いています。ん?ということは ボディはCMC 系と同じかいな?よく知りません。


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素晴らしいこだわりのモデルガンでした。でも壊れやすいらしいので 動作させるのは、金属モデルガンの方が良いようです。

SAA は、シンプルこの上ない構造で、どのモデルガンも最初は同じように見えますが、 みれば見るほど、知識が深まるほど、どんどん泥沼に引き込まれます。危ない世界です。 初めの頃は、そんな小さな違いなんて気にすることは無いと思っていましたが、もう引き返せない知識を得てしまいました。こうなったら首まで浸かるしかないでしょう。CAW のモデルガンも ぜひ手にとって見てみたくなりました。

この記事を読んで細かなところもチェックしましょう、そうして一緒に沼に入りましょう。



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