Gew98 発見っ!

写真00 トレンチエアソフトって会社ご存じですか?台湾の会社のようですが、私は初めて聞きました。

そこで、なんとGew98が売っていることを発見。エアコッキングですがちゃんとエイリアンサイトも再現されています。 日本でも売っているのか調べましたが、数件しか検索ヒットせず、しかも高価で売り切れ状態です。トレンチソフトのページを見るとちゃんと初速も日本向けが用意されているし、日本の法律も記載されているのでこれは直接輸入できるのではないかと踏んで、 思い切って10数万をかけてみました。

こんなレアな種類は、たいてい初期生産のみだったりするので、あわてて買い物カゴに押し込んでPayPal で支払いました。 小売店へのリンクも存在していましたが、私はトレンチエアソフト本体から購入しました。 支払った後に自動実行メールが届きましたが、他には何も来ずに不安な毎日を過ごしていました。 以前韓国から買ったときには、3週間くらいかかったので台湾もそれくらいかかるのだろうと思っていたところ、10日後に 無事に到着いたしました。ほっと胸をなでおろしました、なんたって高価ですから。


到 着

写真28 写真29

到着は日本郵便さんが持ってきました。税金で 7,300円を取られました。開封はされていないようです。表に弾速証明が貼られているのでOKなのかもしれません。中身の本体は、スポンジのような緩衝材にくるまれて横たわっています、これなら安心です。

早速取り出して眺めたところ、WEBページの写真の通りの立派な品物です。エアコッキングは力がすごく弱い感じですが、私は撃つ気は無いのでOKです。あこがれのエイリアンサイトが入手出来て感動しています。

品名金額合計
Gew_98$850$901
(\139,965)
送料$51
税金(国内)\7,100+\200\7,300
期間 10日、満足度 TOTAL  \147,265
けっこうな出費ですが、国内で買うよりは安いだろうと想像しています。

外 観

写真02 写真03 なんたって、このエイリアンサイトが見ものです。エイリアンの頭にそっくりなので通称でこう呼ばれることが多い 変わったリアサイトです。もともとGew88 に搭載されていてモーゼル社では反対のようでしたが、軍が搭載させたものです。

なかなか本物そっくりに良くできているのですが、書籍写真のように実物はバネも見えないしチェッカーが入っています。 数字も側面はもう少し上に彫られているのが実物の位置です。しかし小さな部分は我慢しましょう、全体は良くできています。 ありがたや、ありがたやと両手を合わせ拝んでおきます。私は、これが欲しかったんです。夢がかなったのです。




写真04 刻印もきれいに入っています。むかしの東ドイツ地域にあったエルフルト工廠の文字と王冠マーク。エルフルトって wiki で調べたらエアフルトって表記するのが多数派のようです。日本では、MGC がモデルにしたと思われる、ルガー拳銃の製造でも有名です。Gew98のチャンバー上の王冠のマークは、エアフルトだけではなく他の製造所製にも見られます。


写真05 写真06

写真14 素晴らしく良い出来栄えですが、ボルト後部だけは黒染めで残念なところです。磨いてメッキ工房などで メッキすると良いかもしれません。トリガーガード部分には、ちゃんとパレード状態のスリング用に 穴が開けられています。

右は比較用に実物写真です。


写真07 アマゾンで購入したGew98用のスリング金具はストックの方には入りましたが、トリガーガードの穴には軸が大きすぎて 入りませんでした。穴を広げるか軸を細くするかしないといけません。また、アマゾン・スリングは長すぎるので私は21cm 切断しています。

パレード用フックは右写真の位置でないといけません。この辺のことは、私のページの
CAW の98bモデルガンに記載していますので是非ご覧ください。


ストック

写真08 ストックの材質も良く、仕上げも立派です。がバットプレートも黒染めです。右写真のように昔のストックにはメダリオンが付いていました。ここが撃針分解用の穴の開いた金具になるのは1917年からだそうです。
写真09 このモデルで少し残念な造形がストックの下側の部分です。書籍写真のように、ここはズバっと直線で構成されてほしかったです。 自分で削りますか?

先端部

写真10 写真11

ストック先端部分の金具は、CMC モデルガンのように一体物になっています。実物は右のようにツーピースです。また、クリーニングロッドを外さなくても銃剣が入れられます。写真のすべて装着できました。装着しているのはウインドラスの模造刀で他は実物です。ツバがあるのはチェコ製です。

銃口部分はタナカのモデルガンのように別部品になっています。すこしグラつきますので単に叩き込んでいるだけではないかと思われますがバラしていません。


メ カ

写真12 メカって言ったって、エアガンの事は全くわからないので単純分解のみにとどめます。
ネットで見た情報ではスノー・ウルフの製品に近いのではないかと思いますが?です。
写真の銀色の部分は、すべて亜鉛かアルミ製です。
写真13 タナカのモデルガンのボルト後退位置と比較していますが、エアコキの方がずいぶんと短いです。 また、バネの力はたいへん弱く感じます(主観です)。
飾りのエクストラクタなどはありません、また撃針のコッキング・ギミックもありません。コッキングされた位置で固定です。

他モデルと比較

写真16 我が家のモーゼルKar98たちと比較しています。長さもですが、一般にカップ型のバットプレートしか流通していないのは、 バリエーションが少なくさみしいですね。
写真の一番下はチープなプラスチック製ですが、排莢式でなかなかいい感じなのです。
若いころならこんな色合いは許せませんでしたが、歳を取ったら何でも許せちゃいます。
一般人が恐れない色使いなのでOKです。
写真17 我が家の長槍3本です。むかしの小銃は長かったんですね、今では入れるケースもなかなか無いでしょう。 上からエアコキGew98、エアコキ・モシンナガン、ミロク三八式 です。

実銃、記念銃写真

写真27 この写真は、モーゼル小銃が生まれて100周年を記念して作られた銃ですが、これを見るとボルトや機関部が白磨き、もしくはメッキ なのが分かりますが、エイリアンサイトまで部分的に白く磨かれていたことが分かります。


実銃参考写真

写真25 エルフルト工廠1903年製のGew98


写真26 エルフルト工廠1903年製のカービン


おわりに

写真18 世の中、塞翁が馬っていう言葉があります。この度は、まさにそれを実感しました。

じつはオークションでGew 98 用の実物ストックなるものを酔った勢いで落札してしまい、あとで写真を見直すと 短いことが判明したのですが、落札時は冷静ではなく気付きませんでした。到着したのちに、失敗した自分の凹みを取り戻すために、 このようなストックの実物は存在しなかったのだろうか?と、あちらこちらをGew98 で検索していた時に、この度の トレンチ・エアソフトに行き当たったのでした。

エイリアンサイトを持つのが夢であった私は、エアコキで十分でしたので大変満足しました。 結局、オークションで失敗しなかったらこの銃には巡り合わなかったのかもしれません。

なにはともあれ、いまから来月のクレジットカードの締め切りに向けていろいろ出品して帳尻を合わせないといけません。 私の出品が、あなたにとっての「塞翁が馬だー」と喜びに溢れますように願っています。


おまけ 分解図

写真30

おまけ2 実物分解図

写真19
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おまけ 参考BLOG