上のモデルが韓国ドンサン製でKTW で売られています。下がプラ製のKTW 製品です。
ドンサンの方はフルメタル、リアルウッドで なかなか素晴らしいです。
ウインチェスターライフルによくみられる古風なリアサイト。
こちらの方と戦いました。
ドンサン製もKTW と同じ構造でモナカになっています。
KTW さんは、下記リンク先で分解方法などホームページで提供してくれています。
https://www.ktw-co.com/%E5%95%86%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7/%EF%BD%B2%EF%BD%BB%EF%BD%B6m37/ |
イサカ社について
イサカって日本人の名前のようですが、実はアメリカの地名でして、五大湖の近くのニューヨーク州にあります。その地で1880年に創業したショットガンメーカーです。水平二連銃などを作っていましたが、1930年ごろ ポンプアクション銃を作って鳴かず飛ばずを脱出しようと考えた挙句、レミントンのモデル17の特許が まもなく切れることに気づきます。またその時点で特許切れでレミントンが生産をやめる事もつかんでいたことでしょう。
レミントン・モデル17というのは、1915年に天才ジョン・ブローニングによって特許が取られていたものです。
イサカ社は、準備を進め1932年には特許を取得し、1933年には発売できるところにまでこぎつけました。
ところが、ようく調べるとモデル17には、ペダーセンさんの特許が少し入っていることがわかり、
その特許の効力が切れるまで発売できなくなりました。
しかたなく数年待ち、やっと1937年に発売されたのが、このモデル37となりました。
その後フェザーライトと呼ばれる軽量さは多くのユーザーに好まれ、警察車両にも搭載されました。 また、第2次大戦でも軍用として活躍しています。その後倒産、売却でイサカ市にいなくなったイサカ社ですが、 モデル37はブローニング特許から100年以上経っている現代でも名銃として慕われ、昔と変わらぬ姿のままで 販売されています。
現在のイサカ社ホームページ→ https://ithacagun.com/
資料一覧
そっくり度調査
何も言うことはありません。同じパテントですから。ただ、下記のようにブリーチボルトは違っています。違っている度調査
ブリーチボルトは改良されています。お尻がツンと飛び上がって見えるのは、実はボディをスリムにしたからでしょう。 また、エキストラクタはイサカでは上にも増設され上下にあります。米国オークションから取ってきた写真ですが、上がレミントン17、下がイサカ37です。 ボディに段差がある方がレミントンです。イサカさんは、いろいろ機構や強度を見直して改良して良い製品を生み出した ようです。
レミントンM10
イサカ37とレミントン17がそっくりな事が分かったので、下から入れて下に排莢するレミントン17を設計したブローニングさんは さすがにすごいなぁと感心していたら、何のことはなく、レミントン M10 というショットガンがすでに下装填、下排莢の モデルでありました。なんだ、そうなの・・でも機構は図のとうりブローニングさんとは全然違うものでした。このモデルの操作方法が好評なのでブローニングさんに同じ機構での設計をお願いしたのかもしれませんね。
他機種と比較
マルシン・モスバーグ、PPS レミントン870と並べてみました。イサカ37 のコンパクトさがよく分かります。 写真右の方に機関部の長さが分かるように加工しています。イサカは鉄製でしたが、「 フェザーライト=鳥の羽なみに軽いんです 」と言う ニックネームの宣伝文句の意味がよく分かります。おわりに
MGC もモデルガン化した名銃の誉れ高いレミントン31ですが、分解図を見るとイサカ37 にようく似ていることに気づきます。 じつは、ブローニングさんの設計は、そののちに発売されたモスバーグ500やレミントン870にも影響を与えています(ウィキペディアより引用)。おまけ・T1セット
本当は、この写真が撮りたくってページを書いたようなものです。 映画ターミネーターに出てきた銃器については、こちらのページが詳しいです。
http://www.imfdb.org/wiki/Terminator,_The_(1984) |
もう40年近くも前の映画なのですね、未だに使用火器がモデルガン化されたりしていますから 映画の人気ってすごいですね。