写真00 映画ランボーシリーズで有名なM60 の紹介です。
写真01 ジャンクばかりですが、いろいろ買ってみました。 上からA&K が2個、アサヒが2個、TOPがひとつです。 アサヒは、遵法のためメカが壊されています。いずれも動作不能品で安く購入したものです。 重いので抱えるだけで楽しいです。

今ではイノカツさんの物がスチール多用で名品と呼ばれているようですが、高くって買えません。


写真02 これはTOPです。右側を見ればTOPだとすぐにわかります。 排莢孔がTOPにはありません。
写真03 こちらは、本物の写真ですが、きっちり排莢孔が見えます。
写真04 写真06

真ん中のTOPには排莢孔が無いことが分かります。右写真のように左側だけで判別するのは結構難しいです、 A&K はグリップが違うからすぐにわかりますが。


写真05 排莢孔はありませんでしたが、このTOPはデラックス版のようでフィードカバーの内側の給弾装置の形を きれいにコピーしています。動きはしませんが、立派な造形です。

E3型

写真07 A&Kの短い方は、E3型です。このタイプは、フォアグリップが着いて持ちやすく、また2脚も グリップフレームに付いたおかげでバレル交換時に銃が保持できるようになっています。 使いやすくバージョンアップされていると思います。
写真08 E3型は、ランボー2に出演しています。写真はこちらから。
  • https://www.imfdb.org/wiki/Rambo:_First_Blood_Part_II

  • ハリガネ補強

    写真09 M60 はガスパイプのキャップが吹き飛ぶらしくって現場では、もっぱら針金で補強されていたようです。 下の実銃写真のようにです、↑この写真は、アサヒのM60 に前オーナーが施したものですが、なかなかに 決まっています。
    写真10 上はロックアイランド・オークションのページからですが、アメリカでは機関銃も買えるんですかね? 2丁ともにハリガネ補強が見られます。
  • https://www.rockislandauction.com/detail/86/1496/rock-island-armory-m60-machine-gun-class-iiinfa
  • https://www.rockislandauction.com/detail/4095/399/metrotech-m60-class-iiinfa-fully-transferable-machine-gun

  • 登場なのか??

    写真11 この大阪のトイガン4社の広告の物がアサヒなのだか分かりませんが、1986年がとりあえずM60 のトイガン界への 初登場みたいです。MG34は今でも時々プラ製の組み立てキットがオークションに登場しますので M60もアサヒではなく、組み立てキットだったのかもしれません。

    間違いなく登場

    写真12 1986年10月号にアサヒのM60は、販売元のJACの広告に登場しています。外部パワー式の全盛期ですね。

    E3もアサヒで登場

    写真13 1989年2月号ではJAC ではなくアサヒとしてE3が特集されています。 JACさんの方は、自社開発のFAL などのエアガンを広告に出しています。JAC さんは全盛期のようです。

    電動TOPの登場

    写真14 世の中の流れは速くって外部タンク式は廃れてしまいエアガンの世界は電動へと移り変わりました。 TOPのM60は、1995年3月号に特集されています。たったの6年くらいしか経っていないのに 恐竜絶滅のように外部ソースのガスガンは、全く売られていない時代になっています。 80年代のバブルは過ぎたとの記事が書かれています。

    ランボーナイフ

    写真15 映画公開ののちにランボーナイフもかなり流行りました。似たようなサバイバルナイフもお店に溢れました。 写真はチープなダミーカートと共に。2000円くらいのプラスチックダミーカートですが、ベルトリンクも プラスチック製です。
    写真16 写真17 写真18 オークションで購入したものですが、ランボーのサイン入りなんて笑えます。ツバがドライバーの役目をします、 またハンドル内には小さなコンパスなどが入っていて、サバイバル用と言われていますが、今ではすこし ちゃちな感じがしますが、当時では画期的だと受け止められました。

    最近見たNetflix のビバリーヒルズ・コップ最新版にもランボーナイフが出てきますので、アメリカ人も 当時の人は感化されたんですね。


    メカ

    写真19 M60 は第2次大戦後にアメリカがドイツの銃器を参考に作り上げたものです。 プレス加工と給弾装置はMG42 を参考にしています。ボルトやガスシステム、トリガーメカなどは FG42 を参考にしています。FG42 のボルト・メカは元々アメリカのルイスマシンガンを参考にしていますので 母国アメリカでは採用されなかったルイスさんの設計は、まわりまわってアメリカへ帰って来たと言えます。

    M60 の性能がイマイチだと言われるのは、結果的にルイスさんの古い設計を採用して、でっかく重いオペロッドを 採用したことによるものではないかと私は想像しています。

    写真27 右の写真を見ると給弾部分はMG 42 から、トリガー周りはFG 42 からコピーしたことが良く分かります。

    トイガンのドイツ銃器は両者ショウエイ製です。


    写真23 上写真は実銃の物ですが、でっかいオペレーティングロッドが見られます。本体は逆向きに置かれています。 ボルトは折れているようです。オペロッド左側にあるネジのような部分は、カーボン除去の刃物です。
    写真26 参考に右図はルイス・マシンガンの断面図です。オペロッドからボルト付近は、同じ構造をしています。

    実銃分解図

    写真25

    おわりに

    写真22 僕ら金属モデルガン世代は、とかく規制が悪いだの弾が出るのは悪だなど今のトイガンにはきつく当たり、 現代の風潮を呪うことが多いものです。

    しかし、それら昔の歴史をカットして考えると、今の時代はどんな銃器模型でも手に入り、 また日本だけでなく世界の名品も購入することが出来るという、素晴らしい時代だと気付かされます。

    それもこれもインターネットを中心にした世界経済の流通がしっかりと整っているからで、すなわち戦争状態ではないからです。 戦争でも連絡が取れるようにとスタートしたインターネットですが、大きく平和に寄与しているのは面白い面です。 私たちや子孫たちが、ずっとトイガンで遊べる平和な時代が続いていくことを願っています。


    参考ページ

    写真24 無可動の売り物ページですが細部のアップ写真多数です。

  • https://legacy-collectibles.com/vietnam-war-m60-display-machine-gun-deactivated

  • おまけTOP取説

    写真20 写真21