イラストレータ・テクニック

ホルスター図

ホルスターを描いてみたが、結構むつかしかった。 最近のビアンキは、凝った製品が少ないのねぇ。 寂しいかぎりだ。昔のビアンキを想像して、てきとーに描いてみた。
描いていくうちにいろいろテクニックを見つけたのでおこがましいが、いくつか紹介する。

バスケット模様を描く。

図
(1)正方形を24個描く
(2)別のレイヤーに図の黄色の線を描く
(3)下の正方形は見えなくして色を黒や茶色にしてスウォッチに登録する。
大きさは、試行錯誤。
図
ホルスターの模様の外形を描く。
出来上がったら53度傾ける。
スウォッチを適用して−53度回転させて元に戻す。
このとき、パターンにチェックが入っていないと模様だけ回転しないので注意。
図
ホルスターの下地をグラデーションで描き、上にバスケット模様を乗算または比較(暗)で 重ね合わせて模様部分の完成。
お好みに合わせて下記の装飾を枠に適用しても良い。

ミシン目を描く。

図
2ポイントの黒い直線に1ポイントの白い破線を重ね合わせて
地図の線路のような線を作る。
出来上がったらパターンブラシに登録して対象線にパターンをかける。
思うようにならないこともあるが、絵の全体から見れば、そう目立たないので少々は気にしない。

飾り模様を描く。

図
真円を楕円で切り抜き半月を作る。
中に線を入れてパターンブラシに登録する。
対象線に適用してみて大きかったら%をいじって合わせる。
対象が反対向きならばブラシをクリックしたオプションで「軸を基準に反転」をチェックすると 内側に向き直る。
塗り部分はバスケット模様のスウォッチを適用する。うまい具合に重ならないように出来ている。
図
ビアンキホルスターの完成。

** 追記・・・バスケット模様の角度は、53度ではないようだ。

4対6の長方形だからタンジェントで角度が求められる。

tan(4/6)=0.666rad=38.2度

180°−90−38.2=51.8度
よって53度ではなく52度のようです。


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