こんな記事を書いていながら、まずはじめに言っておかなくてはならないことは、 私は「写真しろーと」 だと言うことです。 ただ、良い写真を撮ろうとしていて気付いたことを書いています。 根拠や理屈はよく判りません。一眼初心者の参考になれば幸いです。 偽レーサーT さんにナマ写真を頂き許可もらって書いています。Tさん有難うございます。
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横からGun の写真を撮るときには、焦点距離が銃の端々でも一定なので、ピントに
苦労は少ないです。 しかし、出来上がった写真もそれなりで、全然迫力がありません。
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とーさく |
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左のTさんの作品は、迫力があります。ななめに銃口が少し覗いている
ことで立体感やこの銃から発するオーラが感じられます。 右は、わたくしmaimai が構図を真似して撮ってみた物です。Tさんのようにとりたい一心で 似たアングルにしました。絵でも写真でも音楽でも、まずは憧れる物のコピーから入ると、 いろいろ学べて便利です。 Tさんの生データを見てみてください。こちら rT_126.jpg
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ピントの怪 |
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Tさんの、ナマ写真を原寸で切り取った物です。グリップエンドから銃口までピントが合っています。凄いです。たった20cmほどのGun ですが、なかなかこのようには撮れません。
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こちらは、私の作品の原寸大ですが、言わずもがなです。ピントは、エキストラクター付近に合わせています。
いったい、この違いは、どこから来るのでしょうか・・・?どうすれば、Tさんのような
写真が自分で撮れるのであろうか?と、研究してみました。
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まずは、ナマ写真データを頂いたので、それを解析してみることにしました。 デジタル写真には、自動的にその写真のデータが埋め込まれています。それを見てみることにします。 見るソフトは、ここからExifview と言う物を取って来ました。これは、インストールすると エクスプローラの右クリックでメニューに出てきます。データを見るだけは、ただ・無料のソフトです。 データを書き込むには有料ソフトが用意されています。 こちら↓ http://softwarefactory.jp/japan/products/exifquickviewer/
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このソフトで見たTさんと私の写真データです。
な、なんとシャッター1.3 秒!!
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そこで、私もカメラ固定に挑戦です。まず、手で持ってシャッターを押すと1/10 秒くらいでもカメラがブレます。そこでレリーズを取り付けました。ニコンのD−70という昔のカメラですが、これにはレリーズが着けられない事をネットで知りましたが、同時にフィルムキャップを利用した方法もネットで見つけたので真似しました。レリーズは、汎用の1,000円くらいの物を買ってきました。D−70はタイマー撮影も出来るそうですが、マニュアル読むのが面倒なので知りません。極力読みたくないですね。 私の感性は「超・生もの」 なので三脚をセットしていたら、せっかくの閃きもどこかへ飛んでいってしまうので、一脚にしました。これだとさっさと置いてあちこちから撮れるので自分にあっています。 レリーズ+一脚の効果は抜群で、いままで絶対にブレていた1/10より遅いスピードでも 5枚撮ったら 半分はブレずに撮れるくらいになりました。一脚は3,000円くらいでした。
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真似しようとする人に注意です。ガムテープでの固定は、電源の入り切りが行い辛いのでやめた方がいいです。また、ガムテープのネバネバがカメラにこびりついて取るのが大変でした。
すなおにネットで見かけた輪ゴム方式が最高によかったです。これでバッチリ、レリーズ撮影できます。
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アンダーが正義 |
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この2枚は、同じ時に撮った物ですが、左は絞り優先で自動シャッター速度で撮った物です。右は、このままでは明る過ぎると思い、意図的にマニュアルにしてシャッター速度を早めて アンダーにした物です。 Tさんの写真のデータにも露出補正が見られます。すこしアンダーにしたほうが、良い感じに取れます。もともと人を殺すためのえげつない道具ですから、明るい写真よりもアンダーの方が迫力が出ますね。
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一脚とレリーズの効果は、人工光で一段と威力を発揮します。 蛍光灯は、自然光に比べ、暗いし光がきついので撮りにくいのですが、かなり絞ってもブレずに撮れました。
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レンズの怪 |
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D−70を買ったときに付いて来たレンズが18-70mmのズームで左の物です。 これだけ広範囲なら、この一本で何でも思うように撮れるだろうと思っていましたが、反対でした。このレンズは、私には向いていません。たぶん守備範囲が広すぎるために、立つ位置を 変えずにレンズ調整で撮ってしまうために失敗が多いのだと思います。ためしに50mm単焦点レンズで撮ってみたら、あちこち立つ位置が変わりますが、感性の邪魔にはなりません。 結局、18mmは、ひずみが激しいので28-70mmの旧式ズームに落ち着いています。ニコンは、Fマウントと言って昔から変わっていないので旧式レンズも合います。オークションで1万でした。非常に気に入っています。レンズの良し悪しや方式の違いは、判りませんが、左の18-70 mmより、旧型レンズの 方が私にとっては使いやすいです。写真の出来が全然違います。
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70で20一脚+レリーズのおかげで、絞って、おそいシャッターで写真を撮るとピントが合うことがわかってきました。でも、もうひとつコツに気が付きました。それは、離れて撮ることです。ファインダーから銃を見ていると、迫力を出したいがために、どうしても近付いてしまいます。 ところが、近付くほどピントの合う範囲が狭くなって、グリップと銃口のどちらもピントが合うことが難しくなります。試しに離れて70mmで撮ってみると絞ればGun 全体にピントが合うことが判りました。むかし望遠は、周りがボケると聞きましたが、近接撮影では反対の現象が見られるようです。 よって、私の得た結論です。一歩さがって絞り込め。 右のデータが示すように70mm、絞り20 以上で撮るとGun 全体がピント合います。ただし シャッターは遅くなります。夕方の太陽光で1/3 秒でした。10枚くらい撮ってもボケなかったのは2枚くらいでした。でも、拡大してみるとTさんの作品ほどにはピントが合っていません。 まぁ進むべき方向が判ってきましたので、これからもっと研究してみたいと思っているところです。
<補足>みんな知っているのでしょうが、私は知りませんでした。ISO 感度は 200で撮りましょう。
シャッター速度を稼ぐために 400でやってみましたが、出来の悪い物ばかりでした。
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これはPhotoshop でシャープをかけています。
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