真鍮は銅と亜鉛の合金である。 黄銅とも呼ばれる。 銅と亜鉛とスズの合金である10円玉をきれいにするには 酢につけるとよい。そこで真鍮の薬莢にも応用されるであろうと思い、やってみた。
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オークションで購入した緑青だらけの38式小銃弾の実物。 猛毒のように見える緑青は無害だという事が判っている。そうだろう、お城の屋根に 銅ぶきの瓦が使われているけれども、お城の周りに草木が生えないなんて聞いたことがない。 さっそく米酢に浸けてみた。浸けたとたんに小さな泡が発生。これは期待できる。 |
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12時間経過。 すでに酢は緑色に変わっている。緑青のところには、うっすらと膜が張っている。 |
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24時間経過。 錆びていないところまで膜で覆われてしまった。 この辺でよいと思い、取り出すことにした。 |
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取り出してみると緑青が残っているところも紙のように薄くなっていて、こすれば剥がれそうである。 | |
水洗いしてスチールウールでこすってみたら信じられないくらいピカピカになった。 一番左の薬莢に一部銅色のあざのような物も見受けられた。 右端の薬莢の黒いところは、別の素材の物が張り付いていて取れてはいない。 あまり細かい事は気にしないのでこれで完成とした。 |
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少し写真をいじっているが、ベルダン型の伝火孔が二つ見える。 | |
ノルマ社の物か?弾頭を叩き込む。 弾頭はノギスで測ったらオリジナルとほぼ等しいが、目で見ると少し太く見える。 |
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右はオリジナルの38式、クリップもオリジナルという事だ。
あんなに真っ青だった薬莢も一日浸けるだけで簡単にピッカピカ。
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