CAW トンプソンを購入の皆さん、純正カートの調子はいかがでしょうか?
うちの子は、30連マガジンは良いのですが、20連マガジンでは純正カートはうまくチャンバーに入りません。
もっとも、手動での実験ですので発火状態では試していません。まぁ、手動で引っかかるのに発火でうまく動くとも
思えません・・・。そこで、20連、30連ともに調子の良いMGC、CAW ガバメント用カートのリアルサイズ弾頭形状に削ってしまえ・・という
レポートです。
写真は左からCAW トンプソン用、MGC・CAW ガバ用、右端がMGC トンプソン用です。
(厳密に言えば写真の真ん中はリムの薄いCAW ガバ用カートですが、私は発火ではMGC と混在で使用しています
のでMGC・CAW ガバ用カートと呼んでいます)
MGC トンプソンは、マガジンからチャンバーまでが短いのでカートは壁に激突して急激に方向を変えるために
四角い弾頭形状をしていなくてはいけません。なので、CAW のトンプソンには頭がつっかえて使用できません。
左の2種類を自分が何度か発火してみた感触から言うと純正カートよりも頭が丸いMGC、CAW ガバ用リアルサイズカートのほうが調子良かったです。
この辺りは、商品ひとつひとつの個体差があると思います。
写真は、CAW トンプソンのチャンバーです。私の購入したものでは左側の方がカートのぶつかった跡が強いですが
個体差はあると思います。
装填不良の改善に、ここのフィードランプを削るのもひとつの方法なのですが、経験者はご存知のとおり
フィードランプは、なかなか奥が深くって削ればいいというものでもありません。
微妙な勾配が調子の良い装填をもたらしますので
やたらと削ってはいけない場所です。
私の個体は、リアルサイズカートでは、すごく調子が良いのでフィードランプは
そのままにして、カートの方を削ってみたいと思います。
友人に旋盤を借りて削ろうと思っていましたが、ホームセンターをうろついていたら、キーレスチャックなるものを発見。
これは、電動ドリルなどに取り付けるもののようです。13mmまでOK と書いているので11mm程度の45口径カートを
くわえるには問題ないはずです。2,500円 くらいなので買っちゃいました。写真右部分のようにカートをくわえられます。
このチャックを超安物のボール盤に装着してカートをヤスリで削ります。
カートは、真鍮なので鉄工用平ヤスリで簡単に削れます。
はじめは、角の部分が障害なのかと思って削ってみました。しかし、装填実験してみるとあまり変化がなかったので
「えーい、全部削ってしまえ」と、首のところまでリアル弾頭形状に削ってみたところ、当たり前ですがスムーズな装填が出来るようになりました。
と、いうことで結局35個 全部首まで削ってしまいました。
最初は45度くらいにヤスリを当てて5mmほど削れたら徐々に角度を浅くしていくと、
きれいなカーブを描けます。最初の頃は、いびつな格好でしたが、最後の方は綺麗に加工できるようになりました。
慣れてきたら30秒で一つ完成します。ボール盤にはけっこう負荷がかかっているようでした。
あまり、おすすめできる作業ではありません。
ヤスリをもっと細い目のものに変えて仕上げると、もっと綺麗にできると思いますが、渦巻状の写真のような状態でも実用には
差し支えないと思われますので私はこれで完成としました。
目に削りカスが入ると刺さって大変ですので防じんメガネは必須です。また、手袋は回転に巻き込まれると
危ないので使用禁止です。素手で作業します。
削りカスの真鍮の粉が大量に出ました。これを使って何かできないものでしょうかねぇ?
今回はあまりスマートな作業ではありませんでしたが、CAW トンプソンの純正カートの調子がいまいちだと思う人
は参考にしてみてはいかがでしょうか?