工作室(1)の記事のように緑青を吹いた薬莢をきれいにして、ついでにクリップも
酢漬けで綺麗にしようと漬け込んでいた。 右写真の青汁のようなものは、我が家の米酢である。2回、薬莢掃除に使用していたため、 真っ青になっている。この中にクリップを放り込んだ。
漬け込んだクリップは、旧日本軍の真鍮製のものだ。 |
漬け込んだ翌日、酢の表面がやけに白い。 何だか変な事が起こっているのだと感じさっそく引き上げた。
開けてびっくり玉手箱!真鍮のクリップが赤い色に変色している。
あわててスチールウールでこすったが、なかなか取れない。
どうも銅メッキ状態になってしまったようだ。 |
クリップは、鉄製の板バネが付いたまま酢に放り込んだためイオン反応で銅メッキ状態が
出来た物であろう。今まで薬莢では、経験なかった。
もともと真鍮は、亜鉛と銅の合金であるから銅のイオンはたくさん含まれていただろう。 |
ともあれ、大変な事になったもんだ。 あわててこすって銅を落とした物が左写真である。 元の酢に緑青が多く溶け込んでいなかったらこのような事態にはならなかったと思うが 根がケチな者で使いまわしていた。 皆さんも同じような事をする時には、鉄のバネを外した方が、安全な様です。
どなたか、この怪現象を説明出来る人がいたら是非メールください。 |