けっこう以前から古本屋で売っているのは知っていたのですが、それなりにお値段が高いので我慢していました。が、 今回思い切って購入しましたので複製作りと合わせてご紹介です。
上の写真は、ソフトウエアで明るく加工しています。本物はもっと黄ばんでいます。
夢の実現
この地図は、われわれの年代のオヤジーにとっては特別な物なのです。そう、みんな何度となく見返していたはずです。 左の写真の背景に使用されているのです。右側は今回私が撮ったものです。
そうです、中田商店のカタログに載っているのです。いくつかの書籍に使用されていて、印刷の色合いはそれぞれ違っています。
子供のころ、何度も何度も見返していつか将来は、こんな風に写真を撮りたいとずっとずっと思い描いていました。 いよいよ今回、その夢が実現しました。
左書きの2種
大東亜戦争要図は、私が購入した昭和17年度改版のほかに17年11月版と昭和18年2月版があることはネットで知っていました。 その2種は、17年改よりも大きくなっていて世界地図も全部載っています。幅も2mを超えます。自分が購入した17年改版はヨーロッパが欠け落ちていて、横幅は 164cmです。 また、ここが大きな違いなのですが、17年11月版と18年2月版は、現在のように横書き文字が左から書かれています。 17年改版だけが中田商店の写真と同じように右から書かれていて、ここが決定的に違っているのです。 ですから夢の実現のためには、どうしても17年改版でなくてはならなかったのです。
この左書きについて、詳しく解説してあるページがありましたので紹介しておきます。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/3948.html
複製の製作
購入した要図は、でっかくって脆くて破れそうで、とてもモデルガンを乗せる気にはなりませんので 写真を撮って複製を作ることにしました。床に広げた地図の上で写真を撮り、それをフォトショップで加工して 繋げて一枚の大きなJPGファイルにします。作業は300DPI くらいで行い、最終的に100DPI で実物サイズの 一枚のJPG ファイルを作りました。カメラで撮った写真を繋げるのって難しいですね。なかなか合わないので それなりで済ませています。1枚のでっかいJPG を自動でカットするフリーソフト PosteRazorを使用しA3x16枚で印刷できるように 分解してPDF ファイルにしています。一枚一枚は、1cmくらい重なるように自動でカットされています。 なかなか考えられたソフトです。英語版ですが、簡単に使えました。
PosteRazor は、こちらにあります
http://posterazor.sourceforge.net/index.php?page=screenshots&lang=english
印刷余白を切り取りながら貼り付けていきます。私は両面テープを使用しました。 けっこう原稿がいい加減で、合わない部分も多いのですが無視して貼り付けていきます。
めでたく完成。
中田商店のカタログでは、モシンナガンが騎兵銃なのですが、そこは間に合っていません。また、スリングも装備していないものも多いです。 まぁ、完璧に夢が叶ったら人生それで終わっちゃうかもしれないので、そこそこで行くことにします。データ・ダウンロード
自分でもやってみたい方はこちらからどうぞ。
←ここを押すとA3用紙で16枚に分割された要図のPDFファイルがダウンロードされます。
実物再現度は、そこそこ低いです。うまく合いません。全体像をお楽しみください。
完成図面は実物よりも縦、横ともに3cmくらい小さくなります。
実物サイズは、 164.0cmx104.8cmです。
銃器解説
左から順に書いています。番号 | メーカー | 参考価格 |
---|---|---|
(1) | タナカ・38式歩兵銃 | \70,000- |
(2) | CMC・M1カービン | \30,000- |
(3) | モシンナガン・海外エアガン | \30,000- |
(4) | デニックス・エンフィールド | \25,000- |
(5) | CMC・モーゼル98k | \40,000- |
(6) | 中田商店・99式短小銃 | \30,000- |
※ | 大東亜戦争要図 | \30,000- |