
マルシンの金属製モデルガン・ウッズマンにコクサイのプラ製ウッズマンのパーツが使用できるとの
ネット上の噂を友人が検証してみました。
上がコクサイのシアとハンマーです。マルシンよりも作りが小さいそうです。
写真の青矢印のごとく軸穴が大きすぎるのでブッシュをはめ込んでいます。
マルシン・オリジナルパーツはスライドアクション用なのでハンマーはスライド固定用です。
シアスプリングの板バネは、ノコの歯からの自作です。
青い部分にかかります。ガバメントタイプと同じ理屈です。
シアは、赤い部分でハンマーをささえます。シアは、あんまりスマートな形ではないですね。 でも実銃と同じ形状です。
結局、組み込みに使用したものは、自作パーツになったとのことです。
シアの端をトリガーバーが引っ掛けているのが見えます。
調整が難しくて失敗続きの過程で、どんどんシアの形状が変化していって最終的にこれに落ち着いたようです。
スライドは、ノーマルのままで発火機能など持ち合わせていません。
ただ単にスライドを引いてカチンとハンマー遊びが出来るだけです。
黄色矢印のように空しく遊んでいたシア穴にピンが入りました。
これを行った友人に感想を聞いたところ「やるモンじゃぁない」とはっきり言いました。
そうとうに調整が難しくて、投げ出しそうになるとのことです。
私も手に取り見てみましたが、トリガーバーがユルユルでブレが大きすぎるため、余計に神経使いますね。
はじめにトリガーバーのガタを取る事からやった方が、あとが早いかもしれません。
この実物再現のマルシンのトリガー感触は、悪いです。トリガーが上に回転してトリガーバーが平行移動するのは、
なんだか引き味が悪いです。スパッと来ませんね。
私は、ガバメントが誕生以来100年を経過しようとしても、いまなおシューティングの第一線で活躍していることは、
トリガーの単純引きによる感覚の良さから来ているのではないかと思っています。
クラウンのプラモデル

2024年追記
友人から聞いたのですが、クラウンのプラモデル・モデルガンのウッズマンは、ハンマー、トリガー、シア、トリガーバー は金属製だということで、加工すればマルシンに移植できるようです。実際に見ましたが、ハンマー軸径が違うので ブッシュを入れていました。また、トリガーバーもそのままではだめです。ハンマーのシアかかり部分も 変更されていました。まぁ、出来ないことは無いけれどソコソコ大変そうでした。