
元は六研で計画されていたモデルですが、販売に至らず、52年規制のあとにCMC から製品化されました。 おそらくCMC の長物の中では一番売れたのではないでしょうか?
名品、名作だと思います。
また、この姿がKar98 のスタンダード・スタイルとして多くのトイガンのモデルになりました。 結果、どのメーカーも同じ形になっちゃって少し残念です。
ファーストロット

弟が続いて購入したものは、ハンドルの切れ込みがもっと大きくなっていて、ストックにはイーグルマークが入っていました。 この写真の物は間違いなくファーストロットです。




細かな部分ですが・・
登場広告

1979年3月(昭和54年)のGun 誌に
初登場しました。 法律改正による大きな規制が昭和52年ですから、新規制に対応した商品として世に出るまで 2年を要したということですね。
CMC Kar98 は、規制直前の同社カタログに掲載されていましたので、設計は終了していたものと思われます。 しかし新たな規制をクリアするためにしばらく生産は見送られたのでしょう。
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メ カ

ほぼ実物同様、と言いますか少ない部品なのに高機能な実銃をよく再現できています。
モデルガンのチャンバーが別部品なのは、smG規制で超鋼を鋳込まなくてはならなくなったからです。
すべてのメーカーがこの部分に苦慮しています。
六研との関係


図の上側が六研の物で下側はCMC の分解図です。赤矢印のように六研では飾りのエキストに小さな本物が付いた構造でしたが CMC では実物同様の構造に変えられています。また、実銃のKar98 を語る上では見逃せない安全のための第3のラグがCMC では 省略されてしまいました。緑の矢印です。青い円はバレルの止め方に違いがあります。
六研のプロジェクトについては、下記に詳しく書いてみました。別ページで開きます。
六研Kar98 の資料 |
バットプレート刻印

左から六研刻印、CMC、タナカワークスのバットプレート刻印です。タナカとCMC はイーグル刻印が同じ感じですね。 この他にもCMCからタナカへ販売が移ったときに使用されたと思われるCMCの上から2重線で取り消したものがあります。
キヨノアームズ・イラニアン

あれからもう40年近くたった先日、オークションで イラニアンを見つけました。出品者は素人でしたが、写真を見て私はすぐに分かりました。 あまり知れ渡っていなかったのでしょう、幸いなことに手ごろな価格で買えました。 手に取ってみると、なんと驚くことに昔、私が持っていた個体そのものでした。 いやぁ、驚きました。数十年どんなオーナーのもとにいたのか判りませんが、世の中巡り巡って 帰ってくるなんてことがあるんですね。感動しました。その晩は、なんだか長い旅が終わったような感慨にふけました。

こちらがそのイラニアンです。ストックの傷の模様を覚えていましたので、むかし私が持っていたものに間違いありません。


KACの刻印が打ってあります。
イラニアンについて

上写真は実銃のイラニアンですが、ネットで調べるとチェコが指導してペルシャでライセンス生産されたもののようです。
短い方はモデル49と呼ばれています。チェコの G33 のように短いリアサイトではない長いものが使用されています。 ストックのプレートは紛失されているものが多いようです。
中田のカタログのモーゼルはアラビア文字が見られ、このストックが使用されていると思います。
実銃について

アメリカのガーランドを基準にヒトます50万丁で書いています。こうやって見ると、どれだけたくさん作っているんだと 驚きます。この短期間にそれだけ作れる工場があるのもすごいですね。 また、第一次世界大戦から考えますとドイツって国は、鉄砲たくさん作って、兵隊たくさん死んで、2度とも大戦に負けて、なおかつ2018年現在でも ヨーロッパでは一等国であるという事は、すごいなと感心します。
マウンテントルーパー

実銃では、第2次大戦当時チェコスロバキアが作っていたVz33 というバレル長 500mm のカービンをドイツが国を占領してそのまま生産させたもので 名前をGew33/40 と名付けられドイツ軍に使用されました。1933年設計で40年採用の意味です。
2019年現在、タナカから発売されているエアガンのGew33 には、左側にスコープマウントが付いていますが、もともとのCMC 製品には マウントはついていません。その方が実銃に似ていますが、少数にはマウント付きもあったようです。
ネット画像検索でスコープの付いたGew33/40 を見つけたので上げておきます。
https://www.auctionzip.com/auction-lot/Rare-Experimental-World-War-II-Nazi-G33-40-Sniper_694574220D/
こちらにもあります。
http://www.deactivated-guns.co.uk/detail/G33_40_rifle.htm
タナカと比較




バヨネット入りません

銃剣は上が実物、下がウインドラスの真鍮製。いずれも実銃と違いクリーニングロッドを外さないとバヨネットの 装着は難しいです(モデルガンのロッドは太い?)。
カート

おわりに

また、それはゴールを見なかった六研 Kar98 が業界標準になったとも言え、当初の設計の優秀さを表しているものだと思います。
写真は上からCAW 、CMC、PPSガス、ダブルベル・ガス、CMC、キヨノ、タナカ・ガス。
おまけ分解ビデオ
分解図
