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38式アイコン 当ページでは、ミロクのフリントロックライフルについて書いています。ミロク製の38式歩兵銃については 右アイコンより中田長物ページをご覧ください。

もともと実銃のメーカーであるミロクは、モデルガンも作っていました。
中田から発売されていました三八式歩兵銃がそうです。鋳鉄を使用したモデルで 長い間販売されていました。
 
また、実際に撃てるフリントロックモデルも製造していて、海外へ実銃として輸出されていました。 そのモデルガン版として、薬室下部切削、火伝ホール閉鎖、銃身閉塞など施した物を国内で 数種類のフリントロックライフル・モデルガンとして販売していました。 バレルは鉄ですが、鍛造されてはいなかったと想像しています。

Gun 誌記事

写真16 むかしのGun 誌に実銃を輸出している記事がありました。1976年10月号です。パーカッション式も作っていたのですね。 この記事の中に先込め銃は威力が弱いのでバレルは鍛造ではないと書いてあります。へぇー、そうなんだ。

なお、記事にあるのはミロク精機製作所であり、厳密には散弾銃を作っているミロク製作所とは別会社です。


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写真00 当初はミロク自身の広告もGun 誌に載っていました。
この4種類がメインだと思われます。



写真01
やがてマウンテンライフルなる物が追加されて5種類となりました。
マウンテンは、ケンタッキーの8角バレルを途中からラウンドに切削した物で モデルとなる実銃は特に存在していないのでは無いかと思っています。 寄せ集めパーツでは無いでしょうか?



写真02 ミロク自身での販売広告は無くなり、各小売り業者の広告に登場します。 特に52年規制によって多くの長物モデルガンが発売禁止になったことも有り、 この時期に広告は集中しています。
 
この広告では、マウンテンライフルがケンタッキーライフルになっています。



かつては弟が全部持っていましたので、自分も手にしたことがありますが、 どれもすばらしい出来映えでした。自分は、ガンブルー仕上げが美しいホーケンライフルが 好きでした。また、どれも非常に重たい物でした。
 
※各種の写真をお持ちの方がいらしたら是非ご提供下さい。

ホーケンライフル

と、いうことでさっそく写真をいただきました。ナカさん有難うございます。
写真04 写真05 写真06
いやぁ、なかなか素晴らしい出来ですね。

ケンタッキーライフル

とびら写真にあるようにミロク・ケンタッキーライフルを借りてきました。

写真07
素晴らしい仕上げです
写真07
バレルは、鉄棒が溶接されています。
写真09
ここの2本のネジを取ると機関部が
ばらせます。
写真10
輸出用でしょうか?JAPANの文字が見られます。
写真11
素晴らしい仕上げです
写真12
手入れもばっちりです。
写真13
伝火孔は、開いていません。
写真15
チャンバー部分は肉厚が半分に削られています。
写真14
さく杖もちゃんと長いです。
バレルはストック下からネジで止められています。ストック先端が薄くて危ういです。
ストックは真鍮飾りの部分でつなぎがあります。


参考URL

ミロク製作所
 銃器製作している大手 
https://www.miroku-mfg.co.jp/
ミロク精機製作所
    本家の横浜工場が独立したもので ここでフリントロックや38式モデルガンが作られていた
http://www.mirokuseiki.co.jp/