素晴らしいカスタムガンを入手しました。実は、右写真に魅せられて、同じような写真を撮りたいと前々から思っていたのでした。
右写真のURL は下記でして、このページには、一つのライフルから個人が特定できた事例が紹介されています。
| https://www.americanrifleman.org/content/a-marine-and-his-m1903-usmc-model-1903-rifles/ |
US 1903
エアコキ・カスタム
おそらくはS＆T のエアコキに実物リアサイトを搭載しハンドガードを新規作成したUS ライフル１９０３
通常タイプです。
タイプ比較
写真下が普通のS＆T エアコキです。大2次大戦中に少しでも多く生産できるように、レミントン社が
リアサイトを変更し、プレス加工も取り入れたA3 型がモデルとなっています。
そのA3 型をカスタムしたものが上写真です。本来１９０３ライフルというとこちらの方がメジャーだと 思うのですが、トイガンの世界ではA3 型の方がメジャーになっています。
製造年表
このように１９０３Ａ３型は、レミントン社とスミスコロナ社で生産され、製造時期から見るとマイナーな存在ですが、
製造数から見ると半々くらいですね。トイガンの世界ではもともと最初にＡ３型がモデル化されたので、そののちもＡ３型ばかりになってしまいました。 最初はＫＴＷさんかな？2005年に台湾の会社が作ったのではないかと思います。この辺あやふやですが・・・。
それにしてもレミントンの生産数量は凄いですね。こちらのページを参考にしました。
| https://www.shootingillustrated.com/content/the-classics-remington-m1903-rifles-in-world-war-ii/ |
外観の違い
ひとめでリアサイト当たりの違いが分かります。それに伴いハンドガードも新規に作られています。
上のカスタムのボルトハンドル付近のレシーバには、元のモデルのリアサイトが乗っていた凸が残っています。
右写真のように本物は、そこがツルン・ツルンです。
右のＡ３タイプのリアサイトは、昔のＣＭＣ・Ｍ１カービンに実物サイトが付いていましたので
見慣れた格好です。左のカスタムのリアサイトは実物です。
これはまた別の１９０３リアサイトですが、かなり複雑な構造ですね。これをいつかはエアコキに
搭載しようと思っていたのですが、今回カスタムを入手したので、すでに手放してしまいました。
芸が細かい
このカスタムの作者さんは、なかなか素晴らしい加工をしています。
左側がカスタムモデルですが、機械加工のマガジンボトムを再現しています。
右のS＆T エアコキは、Ａ３タイプのプレス加工の形状が再現されています。
また、フロントサイトも削り出しで新設されているようです。
１９０３勢ぞろい
上からカスタム、S＆Tエアコキ、ＣＡＷモデルガンです。上の２個を足してもＣＡＷは買えないくらいに高価なのですが、写真だけですとエアコキも 負けてはいません。各銃剣のスカバードは、海外から購入したレプリカ品です。 私のページに書いていますので是非ご覧ください。別窓が開きます。↓
バヨネット
写真小物のバヨネットですが、上２個がインドのウインドラス製、下が実物カット品です。
一番上は、木製グリップに換装しています。１９０５銃剣の外観を目指しています（製品は
１９４２銃剣モデル）。
弾帯１９１０？
弾帯は明らかにガーランド用とは異なる作りの物で、おそらく１９１０型ではないかと思いますが
この辺は詳しくないので間違っていたらご指摘ください。１９２３型ではないですね。
ミルズ社で作られたもののようです。良い作りです。おそらく本物でしょう。
米軍のダミーカートを入れてみました。真鍮製のクリップが良い感じです。
おわりに
今の時代にもこのような素晴らしいカスタムを作ってくれる人がいるなんて感激でした。
モデルガンにこだわらなければ、いろいろな火器を収集できるので良い時代だなぁと思います。
カスタム屋さん、またついポチってしまいたくなるものを作ってください。
個人的にはエンフィールドのジャングルカービンが良いっすね。
おまけ
実銃の分解図です。こちらから取ってきました。https://www.scribd.com/doc/75857340/1903-Schematics#
参考ビデオ
初期型とＡ３型が登場します。参考ビデオ。https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=RSLmUmNkA0s