ベルグマンM1896

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名 称Bergmann M1896
所 属ドイツ
口 径5mm、6.5mm ベルグマン
サブマシンガンで有名なベルグマンの設計による拳銃。
ストレートブローバック。
姿がモーゼルc96 に似ているが、もともとこの配置はライフルから来ているので仕方ない。 M1894で5mmと6.5mmの拳銃を製作し、その発展型として1896年発売。
クリップにより5発を装填する。

ストレートブローバック=弾の威力が小さいため軍用には採用されなかった。

同世代のモーゼルC96 がネジを全然使っていないのに対してこちらは使いまくりで好対照です。
モーゼルが既製のボーチャード弾丸をパワーアップしたのに対しベルグマンは弾薬からオリジナル。 そのへんも商業的に広がらなかったのかもしれません。 「世間に広く受け入れられる弾薬」の設計の方が大変です。

6.5mm Bergmann
BulletMVME
65-88
(gr)
78094
図

ベルグマンM1896 No.2
口径 5mm ベルグマン
トリガーガードなし。トリガーは折りたたみ式。
ベルグマンM1896 No.3
口径 6.5mmベルグマン
ベルグマン・シンプレックス
口径 8mmベルグマン
まるでSFに出てくるようなデザイン。 モデル1897をベルギーで生産したもの。普通のマガジン式になり、動作もショートリコイルになった。
ベルグマン・ベアードM1908
口径 9mmベルグマン
スペイン、デンマーク制式化。
ベルグマン・MP18
口径 9mmルガー
1918年ドイツ軍制式化。
世界初のサブマシンガン。ルガー拳銃のスネイルマガジンを装着する。 設計者はヒューゴ・シュマイザー。
ベルグマン・MP34
口径 9mmルガー
1934年ドイツ軍制式化。

イラストは5mm ベルグマンの銃に6.5mm弾を入れているので間違いかもしれません。
6.5mm 弾のほうがボトルネックで格好良いから描きました。

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形状は http://www.horstheld.com/0-Bergmann.htm の写真から取りました。

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内部機構は秋さんの特殊小火器研究所 を 参考にさせていただきました。
板バネ形状は想像。

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クリップに丸い取っ手のようなものが付いていたようだ。
クリップごと装てんしてふたを閉めてクリップだけ引き抜く。
フレームの底は開いている。

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