以下の説明文はKOU2 さんのWebページ 「WILDERNESS」より
許可を得て丸写ししています。転載させていただき有難うございます。
名称 | Browning Hi-Power |
所属 | ベルギー |
口径 | 9mm パラベラム 13連発 |
記 事 |
1935年発売。 天才銃工ジョン・M・ブローニングが晩年の1930年代に設計しその死後完成した。 シングルアクションやダブルカラムの採用など近代拳銃の基本要素が詰まった傑作品で後の拳銃の教本的存在として様々な銃に影響を与え、 民間のみならず軍隊でもベルギー軍やイギリスSASを始め世界各国で今なお使用されている。 なお名前の「ハイパワー」の由来は、別に強力な弾丸を使っている為ではない。 リボルバー銃や他の自動拳銃では総弾数がせいぜい7〜8発の時代に、 1弾倉で13発も撃てる銃の存在自体がハイパワーだったのである。 |
第2次大戦でベルギーを逃れた技術陣によってカナダ、ジョン・イングリス社により 生産されたストック付きタイプ。 | |
カット図を描いた(台風16号過ぎ去った・・)
この銃の設計に際しブローニングは、出来るだけガバメントと違う方法を取ったようだ。 バレルブッシングは無くなり、分解時はスライド後ろから銃身を抜く。 グリップセフティが無いのでグリップ周りもすっきりしている。 試作時はフレームがスライドをはさむ形式だった。 ガバメントの男らしい力強さに対しハイパワーは女性のような美しいラインが目立つ。 ブローニングは基礎設計のみで詳細はファブリック・ナショナル社サイーブ技師により完成された。 ブローニングの死後発売まで時間が空いているのは、世界恐慌で市場が落ち込んでいたためらしい。 銃身落ち込み式のショートリコイル機構は2004年現在ほとんどの自動拳銃が参考にしている。 ダブルカラムのマガジンのためスライド上に配置された引き上げ式トリガー機構は引き味が悪いらしいが 撃ったこと無いので確証は無い。図では赤で描いてある。
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もともとフランスの軍用拳銃トライアル用にFN社 の要請で作られた物で 最初からダブルカアラム弾倉であった。当初はストライカー式。 フレームがスライドを挟み込んでいる。のちに逆になりマガジン分だけ フレームを膨らませたデザインになる。 |
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外部ハンマー式になりセフティも付いた。ハンマー下の丸い部品。 ブローニングが関わったのは、この形までではないだろうか? のちは、FN社サイーブ技師により完成することになる。
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