ルガーP08

名 称Luger P.08
所 属ドイツ
口 径9mmパラベラム(9mmルガー)
記 事 口径を1902年から採用された9mmルガー弾(9×19)に変えて1908年ドイツ陸軍に採用された。
第1次大戦に敗れたドイツは拳銃生産を禁止されていたが部品と称して大量に作り続けており 2次大戦でワルサーP-38が採用されたのちもルガーP08は生産が続けられた。

また、この銃用に開発された9mmルガー弾は、現在でもNATO 正式であり最もメジャーなカートリッジとして 世界各国で広く使用されている。

上段.30ルガー
(7.65mm X22)を
口径を大きくした

下段9mmルガー
(9mm X 19)。

アメリカの資料なのでインチ換算。ドイツの資料では9mmパラは径10.0mm、長さ19.10mmとある。

P-08 の構造はショートリコイル式。

撃発はハンマーが無いストライカー式。 左サイドの真四角なトリガープレートにレバーが入っており引き金を引くとレバー先端が シアーバーを押さえシアーバー後端の撃針とのロックが外れる。
分解図面を見る限り、ボーチャードも同じようだ。 旧日本陸軍の南部式、94式もこれを参考にしている。

カービン銃タイプでは無いが8インチモデルにホルスター付きの板ストックを付けた図。 スネイルマガジン装着。

Luger P.08 軍用バリエーション。
p08図 ノーマルは4インチ銃身。
p08図 1904年に海軍正式採用された製品とは別のP-08 ベースの6インチネービーモデル。 したがってネービーモデルは2種類ある。 違いはグリップセフティなど。
p08図 8インチ砲兵モデル。

カット図を描いた(台風16号通過中)

カット図

板バネだったリコイルスプリングは、コイルバネに変わり、エキストラクターも平らだったものから 厚くなった。凝った事に薬室に弾があると横から装填済みとの刻印が見える。

グリップセフティは無くなった。


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