1929年登場、ストレートブローバック、完成されたダブルアクションは現在の拳銃にも
大きな影響を及ぼしている。名銃である。のちのP-38 はトリガーメカニズムをそのまま受け継いでいる。
代々銃器関係の家柄のカール・ワルサーは1886年、ワルサー社を起こし長男フリッツ・ワルサーとともに
銃器の製造に乗り出した。時はボーチャード拳銃がまもなく登場、数年後にルガー拳銃、ブローニング拳銃の
登場でオートマチックブームがヨーロッパに始まろうとしていた。
フリッツ氏は銃器屋の長男という事でアメリカのブローニング氏と境遇が似ている。
1915年に55歳でカール・ワルサー氏は世を去る。
|
名称 | Walther PP |
所属 | ドイツ |
口径 | .32ACP 8 rounds (7.65 X17mm) 他に.380ACP、.25ACP、.22LR |
記 事 |
以下の説明文はKOU2 さんのWebページ
「WILDERNESS」より許可を得て丸写ししています。 転載させていただき有難うございます。 −−−−*−−−−*−−−−
1920年代に、当時新鋭企業だったワルサー社が様々な研究の末に警察用拳銃として開発した物がワルサーPP(Polizei Pistole)である。
携帯性と性能に優れたPPとPPKは多数生産され欧州各国の軍/警察で使用されたが、第2次大戦中の戦時急造で粗悪品が大量に出回った事と、 ドイツのゲシュタポが好んで使用したため評判が芳しくなかった。
またPPKをアメリカに輸出する際、アメリカでは小型すぎる拳銃だと法律に触れてしまうため、 あえて大型のPPフレームにPPKの銃身、スライドを組み込んでPPK/Sの名前で販売した。 |
![]()
|
完成されたダブルアクション機構。のちP-38 やベレッタ92など多くが同様のシステムを採用する。
装填インジケータは、22口径版には付いていない。リムファイアーだから。また、22口径版は
スライドを削って厚みを薄くしてある。
|
![]()
|
PPK 戦後版。↑
ワルサー社のトリガーガードは全て曲線で構成されている。 |
![]()
|
これは1931年デビュー当時のPPK スライド。銃身長を短くし、フレームを削ってPP の小型版として登場。
先端の切削加工カーブが戦後型に比べ急角度だ。
|
![]() |
戦前版のフレームは、PP,PPK ともこのように大胆なカットが施されている。
戦後版は、シア周りのカット方法が変わった。PPK で描いたものを下に示す。
|
![]() |
戦前にはじめてPPK が登場した時にはワンピースグリップであったが
すぐにツーピースに変わったようだ。 戦後版では、シアの形状も若干変わっている。PPK はPP よりも7mmほど背が低い。 装弾数も1発少ない。
|