John Moses Browning
> この年表は、http://www.browning.com にかつて掲載されていた Historical Timeline を抜粋、加筆しています。
銃のイラストは ENDO さんの著作物です。
無理言って描いてもらったものもあります。有難うございます。
Google から米国特許を簡単に検索できるページが提供されています Google Patent Search
そこで探せば、ブローニングの特許図などが簡単に見ることができます。 探しやすいように検索語を載せました。
コピーして検索窓に貼れば出てきます。
2009/5/30 マコヤンさんより教えていただき加筆しました。有難うございました。
年代は、特許出願年や取得年が入り混じっています。
年 代 | Gun | 記 事 | Google patent 検索語 |
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1855 |
ユタ州の鉄砲鍛冶屋の息子として誕生。
敬虔なモルモン教徒である事が、のちのビジネス手腕に関係しているのかよく判らないが、
自ら製造販売を手がけずに、コルト氏など他の創業者とはまったく別の歩み方をし、発展していく。 ブローニング・ファイアーアームズが発足したのは、死後のことです。 |
us261667 | |
1879 |
単発ライフルの特許取得。 |
us220271 | |
1883 |
上記特許をウインチェスター社と契約しのちにウインチェスター1885シングルショットライフルとして発売される。 現在でも名銃として慕われている。 |
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1884 | 新しいリピーター式ライフルの特許を取得。のちに有名となるウインチェスター1886として発売される。 |
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1886 | レバーアクションショットガンの特許を取得。のちにウインチェスター1887として発売される。映画ターミネータ2で日本でも有名になった。 |
us336287 | |
1887 |
.22口径ポンプ式ライフルの特許取得。のちのウインチェスター1890として発売される。 |
us385238 | |
1890 |
ポンプ・アクション式ショットガンの特許取得。のちのウインチェスター1893、1897として発売される。 2次大戦のトレンチガンとして有名。 |
us441390 | |
1891 |
レバー・アクション式ライフルの特許取得。のちのウインチェスター1892として発売される。 特許はボックス・マガジン式ですね。 |
us465339 | |
1892 | ガス・オペレーテッド式動作の特許取得。発射ガスを利用した歴史的特許。のちのコルト1895マシンガンで製品化された。 |
us471782 us471783 |
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1894 |
無煙火薬用スポーツライフル、ウィンチェスター1894になるパテント取得。 長いカートが使えるように改良された。 |
us524702 | |
1895 |
マガジン式ライフル、ウィンチェスター1895になるパテント取得。 |
us549345 | |
1895 |
ガス・オペレーテッド式マシンガンの特許取得。コルト1895マシンガン。 米海軍は口径 6mm・Leeで採用。1898年の米西戦争で実戦に出た。 |
us544657 | |
1895 |
ガス圧式オートマチック拳銃パテント提出1897年取得。 この銃は試作のみに終わった。 -拡大図- |
us580923 | |
1896 |
オートマチック拳銃3種パテント取得。 パラレルルーラ式、バレル回転ロック式、ブローバック式。 のちのコルトM1900、.32FN M1900 となる。 |
us580924 us580925 us580926 |
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1897 | ベルギー・ファブリックナショナル社と.32自動拳銃の契約を交わし 1899年よりM1900生産開始。 | us621747 | |
1899 |
シングルショット.22口径ボルトアクションライフル ウインチェスターM1900。 イラストはM1902。 |
us632094 | |
1900 | 画期的自動式散弾銃の特許取得。 のちFN から1903年 Auto 5、レミントンから1905年、モデル11として発売。 大ヒットとなり19??年まで300万丁売れた。 | us659507 | |
1900 | 自動ライフルの特許取得。1906年に.35レミントン・モデル 8。 | us659786 | |
1900 | のちのマシンガン1917とBAR の元になる重要な特許提出。 | us678937 | |
1901 | コルト・.38オート発売。アメリカ初の自動拳銃登場。 パラレル・ルーラー・ロッキング式。ガバメントのような リングが銃身の先端下部と薬室部の2箇所ある。 | us708794 | |
1902 | コルト.32自動拳銃。 | us747585 | |
1902 | 自動式散弾銃の市場が無いとするウインチェスターと意見の相違により19年間にわたる関係を絶つ。 これによりオート5はベルギーFN 社で発売された。 | ||
1903 | ポンプアクション・散弾銃の特許取得。のちのStevens Model 520 ライアットガン。 | us781765 | |
1903 | FN社の要請で9mm拳銃開発。M1903。 | ||
1905 | コルト社の軍用向け.45口径オートM1905開発。のちに1907年改良型が サベージ拳銃との軍制式化トライアルに勝ちM1911 へと繋がってゆく。 | us808003 | |
1906 | FN社ポケット・モデルM1906発売。 | ||
1909 |
.25 自動拳銃パテント取得。 コルトポケットM1908。 |
us947478 | |
1910 | FN社ポケット・モデルM1910発売。のち銃身を伸ばしたM1922も発売。 | ||
1910 | .45 自動拳銃パテント取得。のちのガバメント。軍制式75年間にわたるスタート。 | us984519 | |
1914 |
セミオート・ライフルパテント取得。.22レミントン・モデル24。 ストック内にチューブ・マガジンがありストックから装填する。 |
us1083384 | |
1915 |
ポンプ式ショットガン、パテント取得。レミントン・モデル17。 ブローニングにとってリピータ式散弾銃最後の作品。 |
us1143170 | |
1915 | ブローニングを含む3人の共同設計による.22コルト・オート・ターゲット発売。のちにウッズマンとなる。 | us1276716 | |
1917 | ワシントンにて30-06口径マシンガンのデモンストレーション。このM1917は陸軍制式化され 第一次大戦に少数参加、2次大戦ではM1917A1となる。 | ||
1917 |
.50口径水冷式マシンガンの研究始まる。1918年水冷式M1 で採用。のち空冷M2となる。 第1次大戦末期、機関銃不足で急きょ採用したものの実戦には間に合わなかった。 図はFN 製。 |
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1919 | B.A.R.の特許取得(1917年提出)。BAR M1918として第一次大戦に登場。その後、朝鮮戦争まで使用された。 | us1293022 | |
1919 | 水冷機関銃のM1917を空冷に改造。のちM1919A6(イラスト)となる。 | ||
1922 | FN 社22口径ライフル・トロンボーンの特許取得(1919年提出)。FN 製品の特許が米国にあるのは珍しい。 指で持てるほど軽いポンプアクション銃。 | us1424553 | |
1923 | 水冷機関銃のM1に空気バッファーを付けM1 機関銃は完成域に達した。1930年代に軍により空冷化され M2となり制式化される。 特許取得は1927年。M2 は、車載やB-29などの航空機にも多数使用された。 2004年現在も現役である。 | us1628226 | |
1923 | 9mm自動拳銃の特許提出(取得は1927年)。基本設計はブローニング、のちにFN社で完成されハイパワーとなる。ブローニングの拳銃作品の最後となる。 | us1618510 | |
1926 | ベルギーFN 社内、息子のオフィスにて心不全のため死去。71歳。 | ||
1931 | 最後に手がけていた上下2連散弾銃BROWNING SUPERPOSED SHOTGUN発売。 特許は1926年取得。 | us1578638 |
アイコンは ENDO さんの作品です。