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1862 |
ドライゼ
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1840年ニコラス・ドライゼ氏設計。金属薬莢式が発明される前の「紙包み実包」を使用する
世界初の後装式単発銃。図はモデル1862。
のちのボルトアクション銃の起源となる。
のちにドライゼ銃を実戦で使用したモーゼル軍曹により改良され、ボルトアクションが確立された。
フラッシュ動作アニメ
http://www.antiquefirearms.com/pages/418.htm
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Dreyse Needle Gun
Nikolaus Dreyse
Franco-Prussian War
Chassepot M66
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1866 |
シャスポー
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フランス・プロシア戦争 (1870−1871) でドライゼ銃と対戦した。
ドライゼ銃を参考に作られた紙包み実包使用のニードル型ライフル。
幕末の日本にも大量に輸入された。
日本の村田銃(明治13年・1880年)の参考になったと言われるが本当は
Gras 1874のほう。
http://www.gunsworld.com/french/gras/cha_us.html
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1871 |
Mauser 71
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モーゼル兄弟によって開発された金属薬莢式の後装銃でボルトアクション式銃の元祖となる。
ドライゼのスライドアクションを発展させ、ボルトを90度回転させて閉鎖する。
http://www.militaryrifles.com/Germany/71Mauser.htm
http://www.gunsworld.com/mauser/71mauser_us.htm
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1874 |
Gras Mle1874
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Basile Gras大尉によってシャスポーライフルの紙包み実包・ニードル式を
金属薬莢・センターファイア仕様に改良したモデル。のちに無煙火薬の発明により
世界初の無煙火薬式レベル1886ライフルへと移行してゆく。十三年式村田小銃の参考になった。
http://www.gunsworld.com/french/gras/gras_us.html
http://www.militaryrifles.com/France/Gras.htm
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French Gras Rifle
Nicolas Lebel
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1886 |
レベル M1886
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チューブ式弾倉を持つ。レベルとは連発銃委員会において弾薬設計に携わったNicolas Lebel氏。
第1次大戦に使用された。
http://www.gunsworld.com/french/bert_leb/lebel_cart_us.html
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1888 |
マンリカ88
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有煙火薬。クリップごと弾薬を装填し、撃ち終わるとクリップは下に落ちるようになっている。
図は機関部を改良したモデル1895。
http://world.guns.ru/rifle/rfl18-e.htm
http://www.militaryrifles.com/Austria/88Mann.htm
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1889 |
マガジン・リー・エンフィールド Mk1(MLE)
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アメリカ、カナダで活躍した英国人リー氏設計。
一般にはリー・メトフォードMk1という。メトフォード・ライフリング銃身を装備。
無煙火薬弾使用の8連マガジン式でMagazine Lee-Enfield(MLE)と呼ばれる。
イギリス軍は1889年から第二次大戦終了まで303口径を使い続けた。機関部は
ストックが分割されているなどオリジナル色が強い。英国人は頑固かも?
http://enfields.freestarthost.com/
http://www.militaryrifles.com/Britain/Metford.htm
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LEE ENFIELD
James Paris Lee
Lee-Metford
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1907 |
SMLE No.1 MkIII
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ショート・マガジン・リー・エンフィールド(SMLE)と呼ばれるMLE のカービンタイプ。
メトフォード・ライフリングは腐食の関係ですぐに普通の溝型になった。
SMLE は、もっとも多く生産され、2次大戦終結まで1931年採用のNo.4ライフルと共に使われた。
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1891 |
モシンナガン1891
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機関部設計者のモシン氏、弾倉設計のナガン氏の名が付いている。
第2次大戦終了まで改良されながら使われた(全長が短くなった)。
その後も狙撃銃として1963年ドラグノフと入れ替わるまで80年ほども
使用された名銃。7.62x54R 弾はリムド・ケースながらドラグノフ自動式狙撃銃の弾薬として
現役である。
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1891 |
カルカノ1891
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イタリア初の無煙火薬用小銃。小改良されながら2次大戦終結まで使用された。
クリップごと装弾するマンリカ式弾倉を持つ。機関部はモーゼルを参考にしている。
http://world.guns.ru/rifle/rfl21-e.htm
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Mannlicher Carcano
JFK Kennedy
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1938 |
カルカノM91/38
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1938年に他国にあわせ7.35mmに口径を大きくした1938モデルであったが
2次大戦が始まり混乱を避けるため口径を以前の6.5mmに戻した物が91/38モデル。
この銃に日本製スコープを付けた物が1963年ダラスでの
ケネディ大統領暗殺に使用されたとされる。
http://personal.stevens.edu/~gliberat/carcano/c2766.html
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1898 |
Gew 98
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近代ボルトアクション銃の完成型。多くの銃の手本となった。
エイリアンのようなリアサイトが特徴。第一次大戦に使用された。
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Mauser gew 98
Karabiner 98k
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1935 |
Kar 98 k
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ドイツ再軍備宣言とともに誕生。第2次大戦のドイツ軍主力兵器。
戦闘距離の短縮に伴いライフルは、どんどん短くなった。
これは近代戦が「大砲による重要陣地攻撃」のための「要塞攻略」から
「地域そのものの制圧=市街戦」に移った事による。
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1903 |
スプリングフィールド1903
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スペインとの米西戦争でモーゼル1893小銃の優位性を感じたアメリカは、さっそく
モーゼル1898を参考に新型銃にとりかかり1903年制式化された。
本銃は1次大戦から2次大戦には狙撃銃として使用され、1906年採用の30-06弾薬は
以後50年余り使われた。映画「プライベートライアン」での狙撃銃として有名。
http://www.answers.com/topic/springfield-1903-rifle
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SPRINGFIELD
Spanish American War
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1905 |
三八式歩兵銃
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村田銃のチューブマガジンが調子悪くて、ロシアの脅威も迫っている中、無煙火薬弾使用の
新型ライフルが開発された。有坂大佐設計によるモーゼルを参考にした30年式である。
その後日露戦争の実戦を経て改良された物が明治38年採用の38式歩兵銃である。
砂塵や極寒を経験したため、本銃は完成度が高くARISAKA Rifleの名は今でも世界で有名である。
http://www.castle-thunder.com/model.htm
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1939 |
九九式短小銃
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三八式を他国にあわせて大口径化し、時流に乗って短くしたもの。
この結果 2次大戦には三八式の6.5mm 弾と九九式の7.7mm 弾に加え
機関銃用の7.7mm弾(小銃弾とは別物)が使用されることとなり
現場は混乱したであろうと思われる。
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1908 |
モンドラゴン M1908
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アメリカに侵略され続けるメキシコが新規銃で巻き返しを図った。
メキシコ人モンドラゴン氏設計、スイスのSIG 社で製造された革新的自動小銃。
ガス、ピストン式で回転式ボルトを持つ。メンテしないと不具合が出たようだ。
メキシコ革命(1910〜40)による内乱で注文数を購入しなかったのでSIG 社は各方面に売込みを図り
ドイツが7.92mm 口径をドラムマガジン式で航空兵用に購入した。
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Manuel Mondragon
Mondragon self-loader rifles
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1918 |
B.A.R
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本来はオープンボルト式なので分類上は軽機関銃だがマガジン式なのでライフルのような
使われ方をした。フルオート発射可能、信頼できる銃として定評があった。
1次大戦から登場し朝鮮戦争(1950〜53)まで使用された。
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1936 |
M1ガランド
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ガランド氏設計の米軍初の自動連発式ライフル銃。
ガス、ピストン式の機構は安定しており戦場では絶大の信頼を与えた。
朝鮮戦争まで使用された。
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1957 |
M14
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7.62mmNATO 弾正式化のため採用された。機構的にはガーランドと同じだがフルオート機能を持つ。
制御できなくて不評であった。そのせいか、このトライアルに登場したAR-10 に軍部は興味を示し、
Colt の戦略もあったのか小口径化とAR15 採用に向けて大きく時代の流れが変わった。
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1955 |
AR-10
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M1 ガランドの後継銃トライアルに遅れてやってきたアーマライト社製造の
AR-10、7.62mmNATO 弾用小銃。採用はされなかったがこのシステムを5.56mm 化し
のちのAR-15(M-16) を生み出す。AR-10 はスーダン、キューバなどで制式採用された?。
http://world.guns.ru/assault/as16-e.htm
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1941 |
M1 Carbine
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弾薬、銃器ともウインチェスター社製。Williams氏によるショートストローク・ピストン式軽量銃。
M1 ガランドが重すぎたのか将校用、非戦闘員用に弱装弾で新規開発された。
フルオート機能付きのM2、夜間攻撃用アタッチメントの付いたM3 がある。朝鮮戦争まで使用された。
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David Carbine Williams
M1 carbine
KOREAN WAR
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1942 |
FG42
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落下傘部隊用に開発された火器。ラインメタル社、機関銃のmg34 デザインに似ている。グリップは
省スペース化のため後方に傾いている。マガジンは左側に水平に取り付けられる。
戦後のアメリカ・マシンガンM60 の参考になった?
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FG42 Paratroop Rifle
Fallschirmjagergewehr 42
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1944 |
mp44
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威力は劣るが実用には差し支えない短小弾の7.92クルツを使用し、扱いやすいピストルグリップに
反動を抑えやすい直銃床などその後のアサルトライフル銃の起源となった。設計はヒューゴ・シュマイザー氏。
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Maschinenpistole 43
Sturmgewehr 44
7.92mm Kurz
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1947 |
AK47
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カラニシコフ軍曹?が2次大戦中負傷していたときに銃器の開発にのりだし、のちに
アサルトライフル開発責任者となり製造された。削り出しフレームは、のちに製造しやすいプレス加工
となった(AKM )。AKM は世界でもっとも生産されたライフル銃。
新機構は備わっていないが実績あるシステムを
見事に組み合わせ、製造、操作性まで良く考えられた名銃。
堅実な作動でコピー製品も多く作られた。
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Kalashnikov
Vintovka Dragunova
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1963 |
SVDドラグノフ
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ドラグノフ氏によりAKM を参考にモシンナガン用7.62x54R 弾仕様にして狙撃銃として作られた。この弾薬は
誕生してから100年以上も軍用として現役選手だ。
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1953 |
FAL
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ベルギー・ファブリックナショナル社製。7.62NATO 弾が正式決定された時に
すでに完成していたため多くの国で制式化された。性能は良かったようだが
世の中が小口径化に行くにつれて消えていった。FN 社は NATO 弾が5.56mm に変わった時には
出遅れた。
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1967 |
FN-CAL
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アメリカ主導で7.62mm NATO 弾が5.56mm NATOに変えられて
あわててFAL の5.56mm版に取り組んだ。3発バースト機能を持つ。
が、耐久性でNATO 制式銃トライアルから落とされ
設計見直しされて数年後のFNC の誕生となる。
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1959 |
G 3
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1945年2次大戦末期のドイツで試作されたStg.45 を戦後スペイン・セトメ社に移った
ドイツ人技師により完成された物が基礎。H&K 社はスペイン・セトメ社から技術を導入。
製造されたローラーロッキングシステム採用のアサルトライフルはドイツに制式採用され
G 3 と名付けられた。H&K 社は本銃を中核としたウェポンシステムを構築し
各国に売り込んだ。7.62mm時代の名銃。
シリーズの一環である9mmルガー口径のサブマシンガンMP5 は有名である。
http://world.guns.ru/assault/as12-e.htm
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CETME assault rifle
Heckler & Koch
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1996 |
Hk G36
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ドイツ制式小銃。H&K 社は、とうとうローラーロッキングをやめた。
本銃は、AR-18 参考のガス・ピストン式。
http://world.guns.ru/assault/as14-e.htm
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1963 |
M16
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NATO の一員でありながらアメリカ軍独走で小口径化を図ったアサルトライフル。
登場した頃は賛否両論湧き上がったが、現代ではすっかり定着している。
ユージン・ストナー氏設計の7.62NATO 弾用のAR-10 を5.56mm弾仕様に変更、改良されたもの。
ピストン無しで直接ガスをボルトに導く方式で、投入当初はパウダー選択の誤りから戦場で故障しやすくベトナム戦争時に、大問題となった。
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Armalite Colt AR-15
Eugene Stoner
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1964 |
AR-18
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M-16 設計と同じストーナー氏設計を5.56mmへスケールダウンした物。アーマライト社製だがM16とは基本コンセプトが違い発展途上国向けの安価なものを目指している。
作動は、ガス・ピストン式でフレームもM-16 の削りだしとは違いプレス式。
機関部はイギリスのSA80 / L85 に流用された?。個人的にはいい線行っている銃だと
思うが、正式採用はされていない。しかし動作を参考にした銃は数多い。
http://world.guns.ru/assault/as36-e.htm
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1964 |
64式小銃
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国産開発製造の小銃。セレクターレバーが片手で操作できないところが不評??
5.56mm NATO 口径採用により89式に変わった。
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1974 |
AK 74
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小口径化の世界の流れを受けてAKMを5.45mmx39弾薬にした小銃。
http://kalashnikov.guns.ru/
http://www.fjvollmer.com/March_1/12/prototype__aks74___s.htm
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1979 |
AKS74u
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AK74の銃身を短くして折りたたみストックにした物。
特殊部隊用。9・11テロの首謀者オサマ・ビン・ラディン氏の愛用銃らしい。
http://kalashnikov.guns.ru/models/ka114.html
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1977 |
STEYR AUG
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オーストリアのアサルトライフル。世界初のブルパップ式。機関部をストック内部
に持ってきて全長を縮めた。照準位置が近くなりすぎるため
スコープを標準装備。マガジンはプラスチック製。
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AUG assault rifle
bullpup rifle
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1978 |
FN FNC
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NATO 承認をもらった銃であるが出遅れは否めず、ベルギー軍正式には成ったものの
商業的には苦戦している。
3発バースト、M-16 マガジン使用可。
http://world.guns.ru/assault/as24-e.htm
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1978 |
FA-MAS F1
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フランスのアサルトライフル。ブルパップ式2脚付。作動は珍しい
レバー式ディレード・ブローバック。機関銃などで使われたシステム・・らしいが
よく知らない。
http://world.guns.ru/assault/as21-e.htm
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Paul Tellie
FAMAS F1 rifles
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1983 |
SIG SG.550
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スイスのアサルトライフル。ピストン・ガス式。2脚付。
http://world.guns.ru/assault/as25-e.htm
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1985 |
L85A1
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イギリスのアサルトライフル。ブルパップ式。AR-18 を参考にし、機関部をそのまま
ストックに入れ込んだようなもの。ピストン・ガス式。スチール・プレス加工。
スコープ付。
http://world.guns.ru/assault/as22-e.htm
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Enfield L85A1
bullpup rifle
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1989 |
89式小銃
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64式小銃(7.62mm)に変わる新採用5.56mm 小銃。
豊和工業製。同社は以前AR-18 を製造していたので、そのせいか外観は
よく似ている。機関部まで似ているのかは不明。ガス・ピストン式。
レシーバはプレス加工。3発バースト有。
バイポッド(2脚)付。64式でも付いていた、自衛隊は好きなようだ。
http://world.guns.ru/assault/as38-e.htm
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89式小銃
Type 89 Japanese rifle
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